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第41話
「そうだ、今日ご飯の買い出しのついでに一回家に行ってくるな」
ウィンナーを食べ終わり恵がこちらを見た
フランクフルトでも…買って来ようかな…
日に日に変態化しているかも…
「何取りに行くの?」昨日はダメと言ったけど買い出しついでにって事はちゃんと帰ってくるって事だから大丈夫だろう!
「パソコンとカメラをな。まぁ後は着替えか。」
パソコン!過去の写真を見せてくれるだろうか…
今日聞いてみよう!!
「了解でーす」
恵はフリーのカメラマンで個人で撮ってる写真はどうしてるんだろうか…
何かのサイトとかで紹介したりとか個展とか…コンテストとか写真集とかにしているのだろうか…それも一緒に聞いてみよう。
と恵を見ればコーヒーを見ながらボーッとしてしいる…
何か考えてるのか…
「恵??」
目の前を少しの間ヒラヒラと手を振っても気付かない…
「ん?どーした?」やっと気づいた…
「いや、ボーッとしてたからどーしたのかな?って」
「あっ、悪い。何が必要か考えてた…」
うーん。きっと違う事を考えてたとは思うけどあまり聞かない方がいいか…
「ふ〜ん」と、じと目で見てしまうのは仕方ない
「後どのカメラを持ってこようかな〜なんて…」
「まぁ、良いですけど…聞いても教えてくれないだろうし…恵が出掛けてる間頼まれ事片付けるので気を付けて行って来て下さいね!あっ、お昼いらないから〜」
「そんなに睨むなよ…有難う。色々片付けたら行くから行く時声掛けるよ」
「有難うございます。ちゃんと声かけて下さいよー」
お互い“頂きました、ご馳走様でした”と締め括り
食べ終わった食器を流し台まで運ぶ。
「じゃー俺あっちの部屋にいるんで声かけて下さいねー」
と今日やらなければいけない事を考える。後フリーカメラマンの仕事についても調べてみよう…
はぁ…しかし今日は厄介な仕事頼まれてるんだったな…早く終わらせて恵とイチャイチャしたい。
というか何もない時間をゆっくり共有して過ごしたい…
ありのままの俺で…
何故か恵と一緒だとそのままの俺で居られる…
自然体で…今まで誰かと一緒だと七条悠介を作りそれが当たり前で過ごして来た。
まぁ遊びの奴らの前では鬼畜な俺だけど…
と今までの俺を思い出し苦笑いし、書斎に入り数台のパソコンとモニターの前に座り眼鏡を掛ける…
さてやりますか…
と頭をクリアにし一台のパソコンに向かう。
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