14 / 23

第14話

同日の放課後 生徒会室では皆忙しく仕事をしている 夏の隣に座るのは2年の生徒会執行委員の藤篠 翔 〔ふじしの かける〕 がパソコンを軽快にタイピングしている 翔は少し明るく染められたブラウンの短髪に良く似合う少し小麦色の肌をしたスポーツマンという風貌で目は一重だが大きく全体的に彫りの深いイケメンだ。 「夏、おまえの弟はパートナーは居るのか?」 隣からのタイピングの音が止まるのと同時に声が掛かる 「あー、居ないけど、どーして?」 夏は眉を寄せ怪訝な顔で翔へと顔を向ける 「俺のダチが聞いてくれって五月蝿くてよ!お前には高嶺の花過ぎるって言ってるんだけど、根負けしたわ。」 ハハッと乾いた笑いをしながら話す翔にイラッとしてしまうのは仕方がないはず 「そー言えば俺の友達も何人か言ってたな、他にも高嶺の花を摘もうとするやるは、いっぱい居るみたいだね。」 そう言いながら黒縁眼鏡をスッと上げなが妖艶な笑みを浮かべている

ともだちにシェアしよう!