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第15話

夏の向かいに座る3年の生徒会書記 高月 瑠偉 〔こうつき るい〕が話に入ってくる。 瑠偉は少し細めでどちらかというと中性的で和顔のイケメンだ。 少し長めの黒髪が左へと綺麗に流されていてそこから覗く眼は目尻が少し上がり気味だがキツさは感じない、薄めの唇がまた妖艶さを醸し出し和装が似合うんだろうなと思わせる 「まぁ、俺の情報だとそれだけでは無いけどね、もうファンクラブが出来てるみたいだしね!それに、、、」 フフッと笑みを浮かべ話を止める 瑠偉の前では夏がボールペンを持ったまま左手はテーブルの上でグッと拳を作り、顔はグッと奥歯を噛み締めているかのような苦い顔をしていた それを見て更に笑みを浮かべる瑠偉 (春の事になると感情が顔に出るんだよな〜) とニヤッとしてしまう (春はまだ高1だ、春には俺が居れ、ば、、、) と考えている途中で パンパンと会長の楓が手を叩く 「そこ真面目に仕事しろって!今日中に提出する書類まだ上がってきてないの何個かあるぞー」 と仕事をさせるべく、、そしていつもの夏と瑠偉の違う雰囲気に面白いなと口角を上げ話を終わらせる あと少し、、 ジワジワと足元から黒が這い上がってくるように、、 墜ちていく、、、

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