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第59話※
「りゅ、やさん、も、いいから、、」
僕のお尻に指を入れてかき回してくる龍也さんにもう挿れてほしいと訴える。
「なんだ?挿れてほしいのか?それならそれ相応のおねだりをしないとな?」
「いじわるやだぁっ」
龍也さん僕の感じるところを避けて焦らすように触る。
「ほら、伶、ほしくないのか?」
「やだ、りゅうやさ、イきたい~っ、おねがい」
「何が欲しいんだ?伶」
「りゅーやさんのちんちんほしーの、ちょーだい?」
「っ、合格だ」
僕の中から指が出て行ったと思ったら、指とは比べ物にならないような圧迫感が襲ってきた。でもそれと同時に快感も感じて、自然に声が漏れる。
「んぁ、はいってきたぁ」
「伶の中熱いな、動くぞ」
「あぁっ、きもちい、んんぁ!」
龍也さんのものが僕の中を動くたびにいいところを擦る。
「ああっ、りゅ、やさ、もうイク!」
イキそうなことを龍也さんに伝えると龍也さんは動きを速めてきた。
「んぁ、ああ!イク、イク!んああ!」
白濁を吐き出しても龍也さんは動きを止めない。
「やだ!も、イッたから、とまっ、て!んぁ!」
「もう少し耐えてくれ」
「も、むりぃ、やぁ!またイク!やだぁ!」
「くっ」
僕のからまた白濁が吐き出されるのと同時に、龍也さんのが奥にグッと押し付けられて、龍也さんのが中に出された感覚があった。
僕の中から龍也さんのが抜かれる。龍也さんがベッドサイドのティッシュペーパーを取って自分のものと、僕のを軽く拭いてくれる。
「疲れただろう、大丈夫か?寝てもいいぞ」
「んーりゅーやさんは?」
「俺は伶の体を拭いてから風呂に入って寝る」
「りゅーやさんがねないなら寝ないー」
「眠いだろう?」
「りゅうやさんが隣で寝てくれないならねないの~!」
「じゃあ、一緒に風呂入るか?起きれるなら、だが」
「洗ってくれる~?」
「ああ、そうして欲しいなら」
「じゃあ、はいる~」
龍也さんに両手を伸ばすと横抱きにして、お風呂場に連れて行ってくれる。
まず体を洗われて、浴槽の中に入れられる。
「頭洗うから、こっちに」
浴槽のふちに首をのせて龍也さんに頭を洗ってもらう。
頭を優しく洗ってくれる龍也さんの指が気持ちよくて瞼がおもくなってくる。
「おい、伶、そこで寝るなよ」
「んー寝てないよぉ?」
「そうか、ほら、終わったぞ」
「ん、ありがと~」
龍也さんが僕の頭についたシャンプーを洗い流して、自分の体を洗い始めた。僕はそれを浴槽に入りながら眺める。
「かっこいい」
シャワーで濡れた龍也さんはいつにも増してかっこよくて無意識にそんなことを言ってしまう。
「煽っているのか?」
龍也さんが笑いながら僕に向けて言ってくる。
「煽ってないよぉ?」
「どうだか」
そんな会話をしている間に龍也さんも洗い終えて浴槽に入ってくる。龍也さんが浴槽の中で後ろから僕を抱きしめるような体制になる。
「りゅうやさん?」
「なんだ」
「頭なでて?」
そう言うと龍也さんは僕の頭を優しくなでてくる。撫でられている間にどんどん眠くなってくる。
「俺はそのままの伶が好きだからな、無理に頑張る必要はないぞ」
龍也さんが言った言葉はうつらうつらしていた僕に理解ができたのかできていないのか。
「そろそろ出るぞ。起きろ伶」
いつの間にか寝てしまっていた僕を龍也さんが起こす。
「ほら、服を着ろ」
龍也さんに手伝ってもらいながらもたもたと服を着る。
あまりにも遅い僕にしびれを切らして龍也さんが僕を抱え上げてベッドまで運ぶ。
ベッドに寝かされて龍也さんも隣に寝転んだ。
「お休み、伶」
その大好きな声とともに閉じた瞼の上に軽いキスが落とされた。
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