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第3話

いつもの朝の習慣 夏は朝が弱い。だから俺は毎日夏に合わせて部屋を出る。 「夏お兄ちゃん、おはよぅ」 ニコッと微笑み俺は天使を演じる 「春、おはよう!良く眠れたか?」 とスッキリとした笑顔で答えてくれる。その目はまだ天使な弟への眼差しで毎朝悲しくなるのは内緒。 (早く熱い眼差しで見られたい。。。) 2人は連れ立ってダイニングの椅子に座りご飯を食べ始める いつもの様に父、母、弟はご飯を食べている。 これがこの家族の日常で幸せを描いたような理想の家族だ。 でも俺はそんな風には思えない。だって血の繋がった兄弟を愛してるんだから 早く俺の声を聞いて、、、 墜ちてきて、夏お兄ちゃん。

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