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第4話

「行ってきます!!」 俺と夏は2人で家を出て青葉市立高校へ向かう。 長男の海山 夏〔うみやま なつ〕は高校2年生で生徒会副会長をしている。夏も勿論優秀で学年トップだ。そして夏はまだ恋愛はした事がない。いや、恋愛をさせないようにしているっていうのが正解かな、、、 通学路では花々や木々が四季を表してくれる。けど俺は夏が居るからそれらを綺麗とか色鮮やかだと感じるだけで、夏が居なければただのモノクロと同じ。 「友達は出来たか?」 と夏は髪を撫でながら聞いてくれる この行動でどれだけ俺がドキドキしているの知ってる?もっと触って欲しいともっと強欲になる。 俺は柔らかな笑みを作りまた天使を演じる、そしてアザとく少し大きめのニットをワザと着て萌え袖なるもので可愛さを演出。 女性用のhow to 本で勉強済み。 (あー手を繋ぎたい、そして俺のモノだと分からせてやりたい、チッ) 登校中いつもいつも男女はウットリして中には足を止めたりして夏を見てくる。まぁ、俺を見てる人も中にはいるだろーけど夏を目に入れてイイのは俺だけだ! (チッ 見てんじゃねーよ。) 周りの視線にイラつくのは仕方ない。 早く俺だけを見て、、 早く墜ちて来て、、、、

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