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第5話
1ーA
いつも教室前まで送ってもらう。俺のモノだと少しで周りに分からせるため、夏には怖いからって言って、、
「今日は放課後生徒会があるから先に帰るんだよ」
「はいっ、、」
少し伏し目がちでチョンと夏のブレザーの端を掴るのもワザとだ。少し夏の顔が変わった様な気がして口角が上がるのは仕方ない。
(あ〜夏、可愛いぃ)
純真無知という言葉が似合う夏
だって夏はまだ汚れのない綺麗なまま。
俺らを見て前屈みの生徒が目の端に映る
(キモッ、俺らをオカズにすんじゃねーよ)
毎日毎日こいつら欲求不満なの?イライラしながら舌打ちしたいのを我慢するは春の日常。
早く夏の隣を頂戴、、、弟じゃなく、、
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