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第15話

同日の放課後 生徒会室では皆忙しく仕事をしている 藤篠 翔 〔ふじしの かける〕 が隣に座る夏に話しかけるのを瑠偉は目の前で聞いている 「夏、おまえの弟はパートナーは居るのか?」 「あー、居ないけど、どーして?」 「俺のダチが聞いてくれって五月蝿くてよ!お前には高嶺の花過ぎるって言ってるんだけど、根負けしたわ。」 と面白そーな話に俺も混じる。 「そー言えば俺の友達も何人か言ってたな、他にも高嶺の花を摘もうとするやるは、いっぱい居るみたいだね。」 そう言いながら黒縁眼鏡をスッと上げながら春の手助けをしてやるかとニヤッと笑う 「まぁ、俺の情報だとそれだけでは無いけどね、もうファンクラブが出来てるみたいだしね!それに、、、」 フフッと笑みを浮かべ瑠偉はワザと夏が気にするように話を止める。 夏がボールペンを持ったまま左手はテーブルの上でグッと拳を作り、顔はグッと奥歯を噛み締めているかのような苦い顔をしていた それを見て更に笑みを浮かべる瑠偉 (春の事になると感情が顔に出るんだよな〜) とニヤッとしてしまう (こんな顔して、、夏気付いてないだけで春の事好きじゃないのか?) と瑠偉は確信していく。 パンパンと会長の楓が手を叩く 「そこ真面目に仕事しろって!今日中に提出する書類まだ上がってきてないの何個かあるぞー」 (瑠偉は春を好きなわけじゃないんだなー。夏を揺さぶるよーなこと言って何したいだ!?まさかな!?) と楓は1つの仮定を浮かべ仕事に取り掛かる。 春の計画がどんどん進んでいく 足元からジワジワと気付かない内に、、、

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