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第4話 欲情
朝…目を醒ますと…辺りはまだ暗かった…
康太は…榊原の唇に…そっとキスした
そして、布団に潜り込み…榊原の股間に…触れた
そこはまだ大人しく…ふにゃふにゃで小さく…眠りに着いていた
康太は…それを手に取り…口に咥えて…舐めた
亀頭の…割れ目を舐め上げ…吸い付く
指は…肉棒を…擦り…睾丸を揉んだ…
康太の口で舐めて育てると…それは…硬く…脈打ち始めた…
血管が浮き出て…愛するサイズに…なると頬擦りした
愛する男の…モノだから…丹念に舐め上げた
榊原は…急激に股間に…与えられた刺激に…
寝惚けた頭が着いて行かなくて…腕の中の…康太を探した
横にいたのに…康太が見当たらない…
そしてやっと…その快感を…与えてる…悪戯っ子は布団の中に潜り込んでいるのに…気が付いて
布団を捲った
「康太…本当に君は…悪戯っ子なんですから…」
康太は…布団から顔を出し、体を引き寄せられて…後悔した…
「怒った?ごめん…寝込みを襲った…」
「怒ってませんよ!でも、責任は取って下さいね!」
康太の体を引き寄せ…股間を押し付けた
そこは…ドクドクと脈打ち…熱を孕んでいた
「伊織…熱い…」
「君が育てたんですよ?」
「目が醒めて伊織にキスしたら…無性に…伊織の硬いのに…触りたくなった…」
「触って…どうするつもりだったんですか?」
「……考えてなかった…
でも起きなかったら…下の口で…食べたかも…知れねぇ…」
「疼いているんですか?」
「…ん…。欲しくて…凄いことになってる…」
榊原は指を舐めて…抱き寄せると康太のお尻の…穴に指を潜らせた
中指が…康太の襞を分けて…掻き回されると…康太は…あんっ…と鳴いた
「…本当に…凄いことになってますね…
僕を欲しがって…蠢き…絡み付いて…離れない…」
榊原の指が…康太のイイ場所を擦ると…康太は…榊原に縋り着いた
「伊織が欲しくて…発情期が来たみたいに…
欲しくて…欲しくて…堪らない…
バイブじゃなく…脈打つ伊織のが欲しいんだ…
伊織のじゃないと…イケない…」
榊原は体を起こすと、ベッドに凭れ掛かった
そして、康太の体を抱き起こし…跨がせた
「そんなに欲しいなら…君の好きな様に…食べて良いですよ…」
と、言い…康太にローションを、渡した
康太は…榊原の肉棒に…ローションを塗り込んで…
自分のお尻の穴にも…ローションを塗った
手にたらっと滴し…お尻の穴に指を使って…塗り込む姿に…榊原も興奮する…
康太は、榊原の肉棒に狙いを定めて…腰を落とした
お尻を左右の手で開き…肉棒を…食べて行く
亀頭の傘が開き…
肉棒は血管が浮き出して太くさせていた…
傘が開いてから挿入する時は…
かなりキツい
傘が襞を伸ばし……圧迫感を感じで辛い…
けど…そこを過ぎれば…後は…その肉棒で掻き回せば…快感がやって来る…
康太は…辛い…傘の部分を堪えて…身を震わせた…
榊原は、康太の腰に手をやり…腰を引き寄せた
ズんっと腰を引かれ…一気に挿入されると…康太は…息を吐き出した
挿入は…何時も…大変だ…
慣れていても…傘が…開いてると切れる時もある…
切れれば…痛みを伴う…
「切れてない?」
「…ん、大丈夫…伊織の育て過ぎた…大きい…」
その大きいのが…康太の腸壁を掻き回し…快感を…与える
「でも、欲しかったんでしょ?この肉棒が…」
「あぁ…欲しかった…ぁん…イイ…気持ちイイ…」
康太が腰をくねらし…イイ所へ擦り付け…快感を味わう…
榊原は康太の好きにさせておいたが…
射精が近付くと…その腰を激しく打ち付けた
榊原の体の上で…康太がガクガクと揺れる…
「伊織ぃ…イクぅ…イッちゃう…」
仰け反る…康太が…叫ぶと…
「イキなさい…僕もイキます…」
と康太を抱き寄せた
二人は…隙間もなく抱き合うと…射精した
「…はぁ…はぁ…伊織…」
息を乱して…康太が…榊原の名を呼ぶ…
榊原も、はぁ…はぁ…と息を乱して…康太を抱き締めた…
そして、康太の額に…額を重ねると…
「愛してます…」と愛の言葉を…康太に贈った
「オレも…愛してる…わぁ!ぁぁっ…伊織!」
榊原は康太を押し倒し…足を抱えて…深く挿入した
既に…榊原は復活して…力を取り戻し…脈打っていた
「君が…誘ったんですよ?
君の中に…総て出します…
精液が零れて来ない様に、僕の肉棒で蓋をして上げますよ!
そしたら…下剤は必要ないかもね…」
榊原が、クスッと笑って…腰を動かし始めた
「え?……ゃん…また…来る…」
「鳴きなさい…僕を感じて…」
「気持ちイイ…伊織…凄く…イイ…ぁ!そこ…イイ…」
「ここでしょ?君の好きな場所は…」
康太の性感帯を刺激して…榊原は腰を使う
榊原を誘って欲しがった分は…その体に与えられ…康太は…鳴き続けた…
精液で…ベタベタになり気持ち悪いけど…
康太は、榊原の胸の上に…重なり、胸に擦り寄った
「康太…大丈夫ですか?」
「大丈夫だけど…腰が立たねぇかも…」
「愛しすぎましたか…」
「激しかったからな…伊織が…」
「久々に…抜かずに…犯り続けましたからね…
康太の中が凄くて…抜けませんでした」
「伊織が欲しくて…発情期が来たみたいに…なってた…。媚薬…盛ってねぇよな?」
「そんな弱った体に…媚薬なんて盛りませんよ…。しかも勝手に使った事はないでしょ?」
「そうだけど…欲しくて…堪んなかった」
「発情期ですよ…春ですしね…」と榊原は笑った
康太は…榊原の胸に頬を擦り寄せた
「伊織にしか…来ねぇ発情期だ…許せ…」
「僕以外に来たら…殺しますよ…
間違いなく…君の息の根を…止めて差し上げます…」
「オレの伴侶は未来永劫…お前だけだ…
他は…要らねぇよ!お前だけが欲しい…」
「今日の康太は饒舌ですね…
僕を口説き落として…どうする気ですか?」
「口説いちゃいねぇよ!真実を言ってんだよ
オレの伴侶は…お前だけだ…
抱かれてイキまくるのも…お前のだけだ…」
榊原は、康太を強く抱き締めた
「康太、今日は病院に行き…弥勒の所へ行きますよ
そしたら、飛鳥井に神野達がいますからね…
先に一生達を誘って…夕飯を食べますか?」
「ん…気が重いな…。」
「貧乏神も抜けたので…大丈夫でしょ?」
「だと良いけどな…」
「君が…悩まなくて良いんですよ…」
「……まぁな、なんとかなるってか?」
そんな意味じゃないんだけど…
「伊織、体を洗ってくれよ…」
「では起きますか…」
榊原が言うと康太は榊原の胸から降りた
康太を抱き上げ、浴室へ行き…精液を掻き出し体を洗ってから、湯船に浸かった…
榊原の反対側に…入り、膝を合わせて…湯船を満喫する…
時間がある時は、なるべく康太を湯に浸からせていた…
浴室から出ると、榊原が康太の支度をする
康太は…苦笑した
「んとに…オレは伊織任せで…何も出来なくなりそうだ…」
「なれば良いと、言ったでしょ?
僕がいなきゃ生きていけなくなれば良い…」
「伊織 」
「何ですか?」
「とうの昔に…お前がいなきゃ…生きていけねぇよ…」
「愛してますよ…奥さん」
「オレも愛してる…」
二人は軽くキスして、何時もと同じ様に…支度をすると、リビングのソファーに康太を座らせた
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