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第34話 分かち合う時間

「康太…僕は君以外の人のものなど…要りませんし… 今の車で…良いですよ!」 「伊織…貢いでやるよ…オレがよぉ! だから…サービスしろよ!オレにな♪」 「サービスはします!手を抜かずに…そりゃぁサービスしますよ!」 「なら、買ってやるよ!」 康太は笑った 榊原は…堪えきれず…康太の手を掴むと 「支払いはしておきます…」と康太を掴んで…ファミレスを出て行った ズンズン歩いていく榊原に…康太は引き摺られ…持ち運ばれる… 見送る一生は…… 「煮詰まってたんやな旦那…」と呟いた 慎一は「伊織には康太しかいませんからね… 康太はモテすぎなんですよ…伊織は気が気じゃないんですよ」とため息をついた 聡一郎は「帰って来た伊織は…元気なかったですよ?ずっと応接間にいましたからね」と康太のいない間の榊原の様子を話した 一生は「康太を待ってたんだな…ずっと待ってたんだな…」と榊原に思いを馳せた 『動けねぇ真贋は飛鳥井には要らねぇ』 何て言われたら…送り出すしか…ねぇよな… 一生、聡一郎、隼人、慎一は…天を見上げた… 愛していても…行く…康太… 愛しているから…見送る…伊織… どちらも…辛くて…やるせないのは 解っていた 榊原に掴まれた康太は、榊原の助手席に座っていた 「伊織…怒った?車なんか貰って…怒った?」 「怒ってませんよ…でも心配なのは確かです…」 「伊織を置いて…死なねぇよオレは!」 「解ってます…康太…康太……」 榊原は限界だった… 「康太…触って…」 運転しながら…榊原は康太の手を取って…触らせた 榊原のそこは…熱く滾っていた 「熱い…こんなに…硬いと挿れるのキツいかんな…舐めて飲んでやる…」 榊原は、ゴクン…と唾液を飲み込んだ 飛鳥井の駐車場に車を停めると…康太を部屋に…持ち運ぶ 寝室を開け…康太をベッドに放り込むと… 榊原は鍵をかけた 康太は服を脱ぎ捨て……榊原を待った 榊原は服を脱ぐのも焦れて…服を脱ぎ捨て…康太に重なった 榊原の熱い…素肌が康太に重なると…康太は榊原の体を…抱き締めた 「オレの伊織…愛してる…」 康太は榊原の体を抱き締めたまま…グルンと入れ替わった 榊原の上に乗ると…康太は榊原の肉棒を…触った 「オレのモンだからな…念入りに舐めねぇとな…」 上目遣いで…榊原を見ながら…亀頭を舐めると…榊原は康太のお尻に手をかけ…跨がせた 桃の様な康太のお尻を…左右に分け… 赤く色ずく…穴を見つけると…榊原は口づけた… 榊原は、ペロペロ…穴を舐め 康太は、チロチロと…肉棒を舐めた 「ねっ…康太…康太…欲しい…ぁっ…康太…」 榊原が熱に魘されて…康太を求める 「伊織…オレも欲しい… だから飲んでやるから……一度イケ…」 康太は榊原の肉棒を…擦った… すると…熱く滾る…精液が…康太の顔に飛んだ 榊原は康太の顔に飛んだ精液を…脱ぎ捨てた服で拭き…魘された 「アッ…康太…君の中に…挿れさせて…」 ドックン…と言う脈が打つと…榊原の亀頭の割れた口からは… 白濁の塊が…流れて落ちた 「お前が…挿れる?オレが食う? 今日は…留守番させたからな…望むまま…してやんよ!」 「君が…食べて…僕のを…美味しそうに…食べて…」 「伊織が…サービスしてくれんじゃねぇのかよ?」 康太は笑って…愛する男の言うことを聞いてやる お尻を…開き…戦慄く穴に榊原を飲み込もうとしていた 少しずつ腰を下ろして…榊原を食べ始める 康太は榊原の首に腕を回した 「オレの中も…すげぇの…解る? 伊織が…欲しくて…オレの中が…戦慄くんだ… 埋めて貰えねぇと…狂うな… オレの性欲の相手は…この世でお前しか…いねぇんだからよぉ…」 康太の腸壁が煽動して…蠢く 歓喜しながら…榊原の肉棒に搦み着く… 下から上に…ヒタヒタ…と絞り込む様に… 育てて行く…腸壁が… 「解りますよ…君の中が…僕を欲しがって… 凄い事になってます…僕の康太…愛してます!」 榊原は康太に…接吻した 息もつかない…激しい接吻に翻弄され…腰を使われる 激しい突きに…榊原の傘の開いた…カリを感じる 康太は榊原の耳元で… 「傘の開いた…伊織ので擦られると…最高に…気持ちイイ…イボイボまで搦み取りたくなって…中が止まらねぇ…」 と、囁いた… 確実に…嵩を増した…榊原が夢中に…腰を使っていた 「あぁっ…イイ…伊織…イキそう…イッていい……んっ…」 「イキなさい…イッて…僕もイキます…ぁ…」 康太は…堪えきれずに…射精した 時を同じくして…榊原も康太の腸壁に…精液を飛ばした 「ぁ…ぁっ…伊織…液が止まらねぇ…」 榊原の長い射精に…康太は…身震いをした 中で…ピクピク…射精する…榊原の肉棒が愛しくて…締め付けてしまうから… その状態が…良く解ってしまうから… 「限界を越えたんですよ…」 榊原は康太を抱き締めた 「でも、次はサービスしてあげます」 耳の中を…舐められ…囁かれ…康太は首を竦めた 立ち上がった乳首を…吸って…体に愛撫を施す 繋がったまま…康太にそれをやると…穴が締まりまくる… 感じる康太の締め付けに…榊原はイキそうになる それを堪え…擦り出すと…止まれなくなる それの繰り返しで… 体力の続く限り…交わる 体力が無くなり…榊原の肉棒が力をなくす頃… 二人は…ドロドロに疲れて… 体躯を休める… 榊原の上に…重なって…乗って 榊原の心臓の音を聴くのが…康太は大好きだった 榊原は知っているから…康太を乗せたまま その体を…優しく抱き締めた 「伊織、本当に…買ってやるよ、車 」 「康太…僕は車なんて動けば何でも良いです 君を迎えに行くのに…ないと困ります 君を乗せて…歩けないのは困ります でも…それに拘りはないです…ベンツなんて…堅苦しいの…気楽に乗れないじゃないですか…」 「ベンツを買ってやんよ! 明日にでも力哉に…用意させとく!」 「康太?どうしました? 僕は車は…何でも良いと…言いましたよね?」 「だって、車貰っちまったし… 伊織に他の人のプレゼントなんて…貰われたくねぇし…オレってすげぇ我が儘やん…」 康太の呟きに…榊原は笑った 「僕はそんな事で…怒ったりしませんよ 君が…抱いて…なんて電話で言うから… 股間に直撃だったんです…本当に君は…危ない… 僕の体に…火を着けて…煽るのは…上手いんですからね…」 「あれは…伊織…抱き締めて…って言うつもりだったんだ… それが…口から出たのは…抱いて…になっちまってた… 慌てたけどな…遅かったな…」 康太は榊原に抱き着いた 「伊織に…相応しい車を、オレが買わなくても…瑛兄が買うって言ってたかんな… その前に…オレが買おうかと目論んでただけだ…」 「君を乗せて走れるなら…軽自動車でも構いません。 僕は康太以外に執着は有りません…」 「なら、オレが選んでやんよ! オレを乗せて走るに相応しい車をな♪」 ご機嫌に康太が言うと…榊原は嫌な顔をした 「…君に貢がれる日が来るなんて…」 「貢ぐ…と言うのと、ちと違うかんな! 妻が夫の為にする、プレゼントするだかんな お前の妻はオレだけだろ?」 榊原は笑った お前の妻はオレだけだろ? そんな台詞吐けるのは…飛鳥井康太以外は…有り得ない そんな大切な…愛する人 「妻からのプレゼントなら、受け取らない訳にはいかないじゃないですか 愛する…僕の妻が…僕だけの為に…くれるのなら…僕は受け取ります」 榊原は康太にキスを落とした

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