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第52話 闘い終わって‥

控え室に帰り…康太は皆に 「本当に…ありがとう…皆が飛鳥井康太を生かしてくれた…感謝します…」 頭を下げた 安曇は康太を抱き締め… 「康太…また食事をしましょう…逢ってくれますね? 最近の康太は…私の立場を考慮して逢ってもくれない… 逢ってくれますね?」 「勝也…お前まで白い目で見られるのは堪えられなかったからな…」 「もう気にしなくて良いです! また逢いましょう。約束ですよ?」 康太が頷くと安曇は、康太を抱き締め帰って行った 蔵持善之助も康太を抱き締め… 「今度、プレゼントした車に乗って…遊びに来てください」とオネダリした 「時間を作って必ず行くからな!」 「はい。待ってます。」 次の約束を取り付け…蔵持善之助も帰って行った 康太は控え室のソファーに座ると…須賀が横に座り…抱き着いて来た 「康太…必ず時間を作って下さいね」 「解ってる。また電話する」 「君に贈るプレゼントが有るんですよ やっと渡せます!」 「待たせたな…」 「君からの電話を楽しみに待っています!」 康太は須加の頬にキスすると…須賀は康太を抱き締め帰って行った 相賀が康太の横に座ると柘植も横に座った 「相賀…悪かったな」 「貴方の役に立てるなら…この相賀…何を置いても駆け付けます!」 「相賀…」 「また今度お食事に行きましょう!」 「おう!相賀は上手いのを食わしてくれるからな」 「また電話します」 相賀も…康太を抱き締めて…柘植と共に…帰って行った 「神野、座れや!」 康太が声をかけると神野は康太の横に座った 「神野、悪かったな この埋め合わせは…明日出来るCMで埋め合わさせてくれ」 康太は神野の膝の上に乗り…首に腕を回した 「出来上がりましたか?」 「おう!この前撮影したやつが出来上がったぜ! 明日の夜、飛鳥井に来いよ」 「解りました。……あの…康太…何故膝に?」 「何でか解らねぇか?」 「はい。」 「そりゃあ神野…懐いてんだよ!」 「そうですか…」 康太は神野の唇をペロッと舐めた 「小鳥遊と仲直りしろよ!」 「え!康太?」 「さっさと帰りやがれ!明日な!」と康太は笑って神野の上から降りた 戸浪が康太の横に座ると、優しく抱き締めた 「私は田代の車で帰ります。ついでに三木も…途中まで送って行きます!」 「悪いな…若旦那」 「今度こそ食事をしましょうね」 「あぁ。今度は大丈夫だ!」 「妻が…貴方に逢いたがってました… 無礼を詫びたいと…言っておりました…」 「詫びは要らねぇ! でも食事でもしようぜ!」 「はい。ではまた」 戸浪は一頻り康太を抱き締め… 田代の車で三木を乗せて帰って行った 康太は立ち上がると…瑛太によじ登った 「瑛兄…瑛兄…」 「何ですか?」と康太を抱き上げ…頬を擦り寄せた 「瑛兄…心配かけた…」 「良いですよ?兄は怒ってなどいませんよ?」 「瑛兄…」 瑛太は康太の頭を撫でた 康太は瑛太の腕から降りると…榊原の家族に頭を下げた それには瑛太も一緒になって詫びを入れた 「心配かけて…済まなかった…」 清四郎は康太を抱き締め… 「伊織から電話を受けた時は驚きました 本当に君の想いは…伊織や…私達の為に在る でも伊織の為だからと言って…別れたりしないで下さい 伊織は君がいなければ生きては行けない」 「清四郎さん…ごめん…」 「良いですよ…君が…伊織の側にいてくれるなら…それだけで良いです…」 康太は清四郎に抱き締められたまま真矢を見た 「真矢さん…ごめん…」 真矢は清四郎の腕から康太を貰うと…優しく抱き締めた 「良いのよ…貴方の想いは伊織の為なのだから… 伊織を…晒すのは嫌だったんでしょ? 必死に伊織や私達を守ろうとしてくれた… そんな貴方を…怒れる筈などないじゃない」 康太は真矢に優しく抱き締められ…目を閉じた 真矢は優しい…母の愛に満ちていた 康太は真矢から離れると…榊原を見た 榊原は康太を引き寄せると…その腕に抱き締めた この腕があれば…生きて行ける… 恥じる事などない… この愛を恥じはしない… 「伊織…」 康太の手が…榊原の背を掻き抱いた 「帰りましょう康太…」 「おう!帰ろ伊織…」 康太は榊原から離れると…立ち上がった 飛鳥井の家へ帰ると、康太は力哉に手を差し出した 「力哉、オレの部屋に来い…」 力哉は康太の手を繋ぐと… 「はい。用があるのですね」と康太の部屋まで一緒に着いて行った 寝室に行くと力哉をベッドに座らせた 「力哉、お前の本心を聞きてぇ! 嘘偽りなく…オレにお前の心を話してくれ…良いな?」 康太に言われ…力哉は… 「はい。総て…君に聞かれる事は…嘘偽りなく答えます…」と答えた 「一生とは別れたままか?」 「はい。お別れを言ったのは僕の方ですから…」 「未練も想いも…ねぇのか?」 「ないと言えば…嘘になります…」 「ならば、再び…手を取るか?」 力哉は首をふった 「一生の手は…もう取りません…」 「何故?」 「一生は戸浪海里に逢う時…何処かで引け目があるんですね… 亜沙美と別れた後に…僕と…だなんて… 顔向け出来ないみたいで…見ていて可哀想です…」 「だから?別れたままなのか?」 「違う…敵わないから…」 「そうか…お前が決めたなら…オレは何も言わねぇ…」 「一生の想いは…唯1人のもの…」 「一生はお前を愛してなかったのか?」 「……どうなんだろ?」 「エッチは…何時したなりよ?」 「今年になって…君の体や…一生が発熱したり…揺れていたので…今年はないですよ? もう…エッチもなくて…普通になってたので…前に戻っても…良いかと…思ったんです」 「力哉はエッチはなくても…一生といたかったんだろ?」 「………今だって…いられるなら、それで良い…多くは望みません…」 それが……力哉の望みだった 「力哉…今夜は抱き締めて寝てやる… エッチをやる体力はねぇけどな…添い寝なら出来る」 康太は笑った 「康太…」 「後悔すんじゃねぇぞ…決めたなら後悔すんな!」 「はい…」 康太は力哉の服を全部脱がした… そして全裸にすると…抱き締めてやった 榊原も服を脱ぎ…力哉を抱き締める… 力哉は康太と榊原に抱かれ…泣いた 久し振りの人肌に…寂しかったのを知る… 抱き締めて欲しかったのを…知った… 力哉は…温もりに包まれ…眠りに落ちた… 愛されてなかったとは…思わない でも……康太と榊原みたいに… 絶対的に…愛される訳ではない 悠太と聡一郎の様に……康太が一番だけど…互いを愛して…いる 訳でもない… 何なんだろ?僕達の関係は…? そう思った時に…一生の存在が遠くに感じた そして…抱き締めた時に…「亜沙美…」と溢した寝言に…絶望を覚えた… こんなに…毎日一緒に寝てるのに… この人の想いは…一緒に寝てない人にあるのか… 絶望にうちひしがれた 解っていて…一生を支えるつもりだった でも…無理だ 一生は迷っていた… 亜沙美と…逃げたいと…迷っていた ならば、愛する人の所へ…行くと良い… 別れてあげるから… 君は…好きな所へ…行きなよ… 僕には康太がいる 伊織もいる…飛鳥井の家族も榊原の家族も… そして最近…気にかけてくれる…兄もいる 別れても…前と同じに接してあげるよ… 君と康太は…切れはしないから… 僕は死ぬまで康太の秘書でいたいから… 僕はちゃんと装えるよ… 一生…僕は…ちゃんと…君と接する事が出来るよ… …目が合ったら…泣きそうになるから…見ないけど… ちゃんと…装えてるよね… 大丈夫だよね… 鏡を見て…大丈夫だ… バレてない…僕は普通に出来てると安心するんだ… 一生…一生… 君が…亜沙美を愛し続ける様に… 僕は…君を愛し続けるよ… 解らない様にね… 君を愛して…想うのは…許されるよね… 一生… 愛しているよ… 心で…言うから…許してね… 『康太、今 力哉の思いを紡いで参った』 紫雲龍騎は淡い…儚い…透明の力哉の思いを紡いで持っていた 「ならば…一生の中に…織りなりてくれ…」 『解った…一生の夢の中に…織りなおして参る…』 「悪かったな龍騎…」 『謝るでない…我はお前のためにいる お前の願いなら…聞いてやりたい お前のために動けるなら我は幸せだ…』 「龍騎…近々…山に行く…そしたら逢おうな…」 『待っておる…誠…嬉しい』 紫雲龍騎は…気配を消して…一生の夢の中に…向かった 「さてと、どっちに転がるかな?」 「一生は…未練たらたらでしたよ? 側で見ていて解ります…力哉の顔を刹那げに見てますからね…」 「力哉を幸せにしてやる…義務がオレにはある…見極めて…与えねぇとな…泣かせてばかりは可哀想だろ?」 「そうですね…愛されないのは…辛すぎます…」 「愛してると言いながら…素通りされて…行くのも…辛すぎだろ?」 「一生の想いは…女神一人…なんですか?」 「でもな今の一生は…自分の罪を知ったからな…どうするかな?」 「まぁ…本人しか…解りませんよ?」 「伊織…抱き締めて…」 「良いですよ…此処にいらっしゃい…」 康太が力哉の横をすり抜け…榊原の膝の上へと移動する 「伊織…強く抱いて…」 榊原は康太を強く抱き締めた 「愛してる…伊織」 「僕も愛してますよ」 康太は榊原の胸に…顔を埋め…抱き締められた 「一生は夢を見てる…夢を見て泣くんだろうな…」 「来ますかね?」 「どうだろ?」 「一生は来るでしょ?」 「なら、焼きもちでも妬かせてぇけどな… 力哉を抱いてやろうかな…」 「抱くって…力哉の中に挿れるつもりですか?」 康太は頷いた 「でも挿れる以前に…届かねぇだろ?オレのじゃ?」 「どうでしょ?力哉のイイ場所は結構手前に有りますからね…ギリギリですかね… でも康太、君は僕が奥を掻かないと…勃起しないでしょ? 「それなんだよな…」 「ならば、僕が君の奥を指で掻いてますから、勃起したら力哉の中に挿入しなさい… その後、僕は君の中に挿れます…」 「それしかねぇか…」 「なら、ドアを少し開けて…やりますか?」 「力哉に挿れて…怒らない?」 「君は僕だけのです!力哉は君の…でしょ? 怒りませんよ…他を抱くなら…妬きますけどね」 「なら、伊織…オレを勃起させて…」 康太は…榊原を誘うかのように…口付けた 口腔を犯す様に貪り…舌を搦め…蠢かす 「ぁ…伊織…乳首が痛い…敏感になりすぎかも…」 康太の乳首は痛い程に赤く尖って…少しの刺激でも…感じてしまっていた… 「康太、君の後ろは僕が…解します… 力哉の後ろは君が解しなさい…」 榊原の指が…まだ柔らかい康太の穴に潜り込もうと…皺に触る… 康太は…ローションを手に取ると…力哉の後ろに…ぬるぬるのローションを塗り込んだ 皺を…伸ばす様に…弄ると指を差し込んだ 「伊織…どこら辺?」 「君は突き当たりの…奥でしょ?」 「あん…あぁっ…オレじゃねぇ…」 「力哉でしたか…力哉は指を差し込んだ…左側…辺りですよ…」 「届くかな?んと…ここら辺?」 康太が…榊原の言う所を擦ると…力哉の体は…跳び跳ねた 「アッ…イャァ…アン…」 力哉は感じていた… 寝惚けた頭に…快感が襲う… 力哉は何が始まったのか…理解出来ないでいた 康太は…榊原に後ろを弄られ勃起していた 「後ろを弄ってるから挿れなさい… 君が挿れたら、僕は君の中に挿れます…」 康太は力哉の足を抱えて…挿入した 康太が…力哉に挿れると榊原は康太の中に挿入した… 榊原が康太を突くと…康太の腰は動き…力哉の中を…突く… 「アッ…康太…イャ…何でぇ…ねぇ…」 「感じろ…力哉…良くねぇか?」 「イャ…気持ちイイ…」 「なら感じてろ…ぁっ…伊織…やめ…」 「力哉の乳首を摘まんで舐めてあげなさい…」 榊原の指が…康太を乳首を弄る… 康太は力哉の乳首を摘まんで舐めた… 「ゃ…康太…摘ままないでぇ…」 力哉は…鳴いた…甘く康太に抱かれて…鳴いた… 力哉の…お尻から…康太の肉棒が出入りして… 康太のお尻からは榊原が…出入りしていた 力哉は…久し振りの快感に…鳴いた… 「いゃぁ…康太…イッちゃう!」 力哉が…鳴く… 康太も榊原に蹂躙され鳴いた… 「伊織…ぁぁっ…イクッ…ぁはん…」 「イキなさい…僕もイキます…力哉もイキなさい!」 三人は…同時に…精液を飛ばした… 力哉の中に…康太の…精液が…飛び散る… 康太の中に…榊原の精液が…飛び散った 力哉は…康太の腹に…ドロッと濃い精液を飛ばした 一生は夢を見ていた… 力哉の……夢を見ていた 力哉の…一生を想う… 想いが…入り込んで… 刹那くて 泣いた… 胸が痛くて…苦しくなって… 飛び起きて…目を開けた 起きた時に…夢を引きずり…泣いていた 力哉…俺はお前に我慢をさせていたのか? こんなに狂おしい…胸のうちなど知らなかった 力哉…別れを言うお前は…気丈に振る舞っていた… でも…お前は…泣いていたんだな… 一生は無性に…力哉に逢いたくなった 一生は立ち上がると…自分の部屋を出た 力哉は…康太が連れて行ったのを…知っていたから、康太の寝室をノックして…出なかったら…ドアの前で…待とうかと… 三階の康太の寝室まで向かった リビングのドアを開けると…刹那げな声が…漏れて来た… まさか…力哉がいるのに始めたのか? 一生は…そっと…少し開けてある…ドアを開けた この時…何故寝室のドアが…少しだけ開いていたのか…考えれば何かあると思うのだが… ドアを開けて…一生は凍り付いた… 照明はかなり落としてあったが…部屋の中が見えない程ではない… 何をやっているのかは一目瞭然だった 康太の…体内を…榊原の肉棒が…出し入れしていた… 力哉の…中を…康太の…性器が…出し入れしていた 力哉の…お尻に…康太の…性器が突き刺さっているのが…見えた 挿れられると…力哉は仰け反った 康太の…貪る接吻に…力哉が…喘ぐ… 一生は…それを見ているしか…出来なかった 「力哉…一生が見てる…」 「え!嘘!やぁ…嫌です…」 「力哉!緩めろ!あぁっ…伊織…助けて…」 康太は力哉の締め付けに合い…快感に襲われた… 榊原は腰を強く打ち付け…早めた… 力哉は康太に蹂躙され…首をふった 「一生…イクから待ってろ!」 康太は…そう言い力哉の中に…全てを吐き出した 榊原も康太の中に出し… 力哉は…射精と共に…気を失いそうだった… 榊原は康太の中から抜くと…康太の体を持ち上げて…力哉の中から抜いた 康太は…力哉に抱き着き…接吻した 「力哉、気持ち良かったか?」 康太が聞くと…力哉は恥ずかしそうに…頬を赤らめた 「気持ち…良かったです…」と力哉は…答えた 一生は康太に 「これは…どう言う事なんだ?」と問い掛けた 「セックスしてんだよ! 力哉をオレので愛してやったんだよ! 力哉は…今恋人がいねぇ…お前に文句を言われる筋合いはねぇよ!」 康太は…一生の見てる前で…力哉の体内の精液を掻き出した… 体内から…ドロッとした…康太の精液が…流れ出て…力哉は身震いをした 「力哉は…康太のモノになったのか?」 一生は……問い掛けた 「力哉はオレのモノだろ? 戸浪から貰って来て生かしてるのはオレだ! 違うかよ?」 一生は…押し黙った 「今年になって…セックスもしてねぇ 当然…力哉はオナニーもしねぇだろ? ならば…出してやるしかねぇだろ? オレが抱いてやったんだよ! 何たって…力哉は今は恋人もいねぇからな!」 「康太…話をさせてくれ…」 「力哉とか?」 「嫌…お前等と…力哉とで…」 「なら、体を洗わねぇとな…リビングで待ってろ! 体内の精液を掻き出さねぇとな…オレも力哉も…腹を壊す…」 一生は…待ってる…と言い寝室を出て行った 榊原は康太を抱き上げ…力哉を支え、浴室に向かった 浴室で…精液を掻き出し、体を洗う 康太は…力哉を洗ってやる でも精液を掻き出すのは…榊原に頼んだ… 康太の指では…全部掻き出せるか…心配だから… 力哉は…真っ赤な顔で…榊原に中を掻き回され…精液を出されるのを耐えた 康太に体を洗ってもらい… 康太は…榊原に、精液をを掻き出して貰い体を洗ってもらい…湯槽に浸かった… 「力哉、嫌だったか?」 康太に聞かれ…力哉は首をふった 「嫌じゃない…康太にされて嫌な事なんて…ない」 お湯に浸かり…暖まると…三人は浴室から出た 髪を乾かし、着替えて、リビングに行くと… 一生は静かに座っていた 康太は…怠そうにソファーに座ると… 「用は何だ?」と一生に問い掛けた 「力哉の夢を見た…」 「だから?」 「お前が力哉を連れて行ったのを…知っていたから…来た…」 「何の為に?」 「あの夢…お前だろ?」 「オレは力哉とエッチの最中だろ?」 「嫌…お前が力哉から紡いだんだろ?」 「だったら?一生、だったら何なんだ?」 「康太…力哉を…俺にくれ…」 「他の女を思って抱いてもくれねぇ奴に…渡せるかよ!」 康太は…図星を刺した 「力哉はオレが戸浪から託されてんだ 幸せにしてやらねぇと、いけねぇ義務がある!」 「康太…俺は…不合格か…」 「力哉…どうしてぇ?お前が決めろ?」 康太は力哉に声をかけた 最後の選択は…力哉にさせる 康太は…その道を作るだけだ… 最後にどの道に進むかは…本人にさせる 力哉は…息を飲んだ… 答えなら…決まっていた… でも…また…辛い思いは…したくない 迷っていた 「僕…康太に抱かれちゃったし…」 「心配するな…一生は、そんな事は気にしねぇ! オレが一生の目の前で、お前を抱いたって…受け止めれる オレの精液が入ってたって…一生は舐めれるぜ…なぁ?一生…?」 「あぁ。俺は康太が力哉を抱いても構わねぇよ! …力哉の中に…精液を吐き出そうが…構わねぇ…穢れたなんて思わねぇ… 舐めろと言うなら…康太の精液が溢れる…力哉の穴を舐めれるし…」 「力哉、お前はどうしたい? 一生の側に行くか?キッパリ諦めるか… お前が決めて良い!」 力哉は泣き出した… 静かに…泣いて…鼻を啜った 「……僕は…一生の側にいたい…」 一生は力哉を抱き締めた… 康太は榊原に抱き着き… 「伊織…寝るぜ…オレは疲れた…」 「僕も…疲れました…昨夜から…犯りっぱなしで、限界です…寝ましょうか?」 「一生…どうするよ? オレは眠いんだよ!」 「お前と寝る…ダメか?」 「なら、来いよ…」 榊原は康太を一生に預けて…寝室のシーツを変えに行った 戻って来ると康太を貰い…寝室へと連れて行く 榊原は康太の服を脱がせ…自分の服も脱ぐと…ベッドに入り込んだ 一生も服を脱ぐと、力哉と共にベッドに入り込んだ 一生は康太に抱き着いた… 康太は一生を胸に抱き…眠りに落ちた 榊原も康太を抱き締め…眠りに落ちた 一生は康太に抱き着き…力哉は一生に抱き着き… 眠りに落ちた… 朝…康太は怠くて…起きれなかった 榊原が康太を揺るって起こした 「起きれますか?」 「ん?無理…腰に力が入らねぇ…」 榊原や一生、力哉は服を着て起きていた 康太は榊原が起こしても…中々目醒めなかった… 榊原に起こしてもらい…裸の体を惜しみもなく晒した 「伊織…昨日のプリンは?」 「慎一が冷蔵庫に入れてくれてますよ? オニギリは分けて食べましたが、プリンは君の好物ですからね…慎一は死守するでしょ?」 「伊織、服を着せてくれよ…」 「良いですよ?もうじき慎一も来ますからね」 康太がキッチンに行くのが遅いと、慎一は必ず寝室まで康太を迎えに来る ノックして開かないと…帰って行くが、そうでない限り、慎一は榊原の手伝いをしてくれる 榊原は康太に下着を履かせ、服を着せた 着替えが終わる頃、慎一が部屋にやって来て…榊原に挨拶をした 力哉と一生の姿に一別するが…気にも止めず、主の為に働く 「伊織、康太をキッチンに連れて行きますか?」 「頼めますか?」 「はい。冷蔵庫から、プリンを出して、キッチンに連れて行きます」 慎一は康太を抱き上げると、リビングにある冷蔵庫からプリンを出し、康太をキッチンに連れて行った 一生は榊原に謝り…力哉と部屋を後にした 慎一は、キッチンの何時もの席に康太を座らせると、プリンを置いた そして、朝食の用意をする 康太の前に沢庵を出し…朝食を用意すると… 康太は沢庵をポリポリ食べた 「怠い…」 康太が呟くと…瑛太が…苦笑した 「今日は夜、神野が来るな…その前に会社に行かねぇとな…」 「晟雅なら、辛いなら…他の日にしてくれますよ… 会社は…無理しなくても良いですよ?」 「でもな…昨日の記者会見が…どう出るか解らねぇからな…」 康太はごちた 「お前の好きにしなさい…」 康太が思案してると榊原と聡一郎がキッチンにやって来た 聡一郎がやけに怠そうな康太に 「康太…どうしました?」と問い掛ける 「怠いんだよ…朝まで…犯ると…」 瑛太が「朝まで…!!」と叫んだ! 媚薬を飲んで…気絶する程…で終わらなかったのか? 「伊織、会社に行くもんよー」 「解りました。後で支度をしましょう」 ポリポリ沢庵を食べてると…一生と力哉が食卓に着いた 慎一にプリンの蓋をとってもらい、康太はご機嫌だった 家族は…そんな康太を見て…安心していた 康太が幸せそうに…笑っていて欲しい… それだけが…願いだった

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