56 / 72

第56話 終了

朝早く…不快感で目を醒まし、浴室に行き体躯を洗った 榊原の手によって、中も外も洗われる 浴槽に浸かる頃には…空腹感に…榊原を見た 「伊織、夕飯食べてねぇだろ?」 「はい。帰って君を食べてしまいましたからね…」 「腹減ってねぇ?」 「僕は食には無頓着なんですかね… 君の失踪中は…食べなくて点滴打たれましたからね…」 「伊織…食わねぇと…死ぬぞ」 「………大丈夫ですよ」 「三食ちゃんと食え!オレの為に食え! 約束しろ!ちゃんと飯を食うと!」 榊原は康太の顔を…見た 康太は心配そうな顔をして…榊原を見ていた 榊原が普段から食べないのを…康太は心配してるのだ 康太の気持ちが嬉しくて…榊原は康太を抱き締めた 「解ってますよ…これからは…ちゃんと食べます…約束します」 康太は嬉しそうに笑うと…榊原にチュッとキスした 「愛してる伊織…言葉じゃ足りねぇな オレの想いは何万何億言ったって…足りねぇんだ…言葉でなんか言い現せねぇ…」 この心臓を切り開いて…見えるのなら… 見せたい…程に… 愛しているのだ… でも…この心臓を、切り開いたって…そこには血肉しかない 榊原の、詰まった愛は見せる事は出来ない… 「でも、愛してる…って言葉しかないんですよね… その言葉しか…伝える言葉はない…」 「伊織…愛してる」 「僕も愛してますよ」 一生が聞いたなら…うざっ…と眉を顰めるな…と苦笑して 康太は榊原を抱き締めた 榊原に支度をして貰いリビングのソファーに座っていると 何時ものように一生が顔を見せた 「お疲れかよ?不足した旦那は埋まったのかよ?」 「よぉ!一生。不足した伊織は補充してもらったかんな!もう大丈夫だ…」 一生は康太の横に座ると…康太を抱き締めた 「我慢せんでも…旦那に逢いたいなら言え!」 「一生…」 「そこで我慢される方が、俺は辛れぇんだよ! 何で、そこで堪えるかなぁ…逢いたいなら言えよ! 俺が逢わせてやるからよぉ! 旦那を連れてきてやるから、言えよ!」 「一生…我慢出来ると思ったんだ… 帰れば…伊織に逢えると…思った… でも…伊織以外の奴に抱き締められるとな…この臭いは伊織のじゃねぇと…想って… 堪えれなくなんだよ…逢いたくて抱き締められたくて…… 我慢も出来ねぇのな… あの腕で抱き締められねぇと…狂いそうになって…叫びたくなんだよ… そんな時のオレは…お前に…我が儘を言うかんな… 解ってんだよ…我が儘だって… 駄々っ子だって… でも伊織しか要らねぇ…伊織しか欲しくねぇんだよ…」 一生は康太の頭をペシッと叩いた 「んな事はお見通しなんだよ! 何年来の付き合いだと思ってるんだよ! そんな時はな逢わせてやるからよぉ! 俺には我が儘も駄々も言っても構わねぇよ! 気にされる方が……距離を感じるわ!」 康太は一生に抱き着いた 「一生…すまねぇ」 「解ってんよ!」 「………一生…ありがとう…」 一生は何も言わず、康太の背中を撫でた 榊原は、そんな二人を見ていた 絆…以上の…信頼… 側にいたいと…願う想い… この先も… 何十年先も… 命のある限り… 共に…生きて行こうと… 願う想い… キッチンに行くと、笙が朝食を取っていた この兄弟は…食事のスタイルも似ている サラダと珈琲と言う軽食だった 康太が席に着くと、慎一が康太の前に沢庵を置いた 康太はそれをポリポリ食べながら 「笙、約束の一週間だな!神野を呼べ。」 「解りました…今電話をして来ます」 笙は席を立つと電話をしに行った 暫くして戻って来ると 「今から来ると言ってますよ…」と困って康太に話した 「構わねぇよ。神野はオレが呼べば…これる距離なら五分で駆け付ける。」 笙は唖然とした…五分で…嘘… 思わず…腕時計に目が釘付けになる 慎一は玄関を開けに行くと、キッチンに神野と小鳥遊が入ってきた 腕時計の針は…キッチリ…五分を指していた 「飯食えよ神野も小鳥遊も!」 二人は、空いてる席に腰掛け…慎一に珈琲を貰っていた 「神野、約束の一週間だ。笙を、返してやんよ」 小鳥遊は「後で、写真は拝見出来ますか?」と康太に問いかけた 「待ってろ…飯を食わねぇと…腹減ってんだよ!」 よくもまぁ…朝から…ご飯に味噌汁にサラダ…と沢庵を食べるものだ…と二人は思う 康太はガツガツ、ポリポリ食べて、食後の玉露を悠太に淹れて貰って飲んでいた 「伊織、デジカメとPCをもって来させて…」 「僕が取りに行きますよ。 一生、康太を応接室に連れてって下さい」 榊原はそう言いキッチンを後にした 康太は玉露を飲み終えると…立ち上がり一生とキッチンを後にした 慎一と悠太が…後片付けをして行く 神野と小鳥遊に、行って構いませんよ…と告げ、慎一は片付けをする 神野と小鳥遊は応接室に向かった 「この一週間、笙は知らねぇ世界を体験した しかも、オレが一番忙しい時期だからな…色んな奴との会食ばかりだ… 疲れたと思うぜ!」 康太は笑って神野と小鳥遊に告げた 笙は「確かに…僕の知らない世界でした… しかもサラリーマンが…仕事の後にネクタイを緩めるのが…解らなかったけど…一日中ネクタイを絞めてて…緩めないと息が詰まるのを…身をもって解りましたよ…」 情けなく言う そんな笙を小鳥遊は笑顔で見ていた 顔が違っていたからだ… この一週間がもたらした…効果は大きい 榊原がデジカメとPCを持って応接室にやって来ると、慎一がそれを受け取り、セッティングして行く 榊原は康太を膝の上に乗せて…抱き締めていた 至極…自然な二人に…皆安心していた 「慎一、写真はスライドな 映像は…後でで良い」 「解りました。では始めます」 慎一はデジカメとリンクするとテレビに、映像を出してスライドした 神野と小鳥遊は、その映像の一枚一枚に感嘆した 「凄いです!これは戴いて良いのですか?」 「構わねぇ…持ってかねぇと笙の一週間が無駄になんだろ?」 「康太…」神野が問いかける 「あんだよ?」 「伊織の映像は…使っても構わないのですか?」 「本人が目の前にいるんだから…聞けよ?」 神野は躊躇しながら榊原に声をかけた 「伊織…写真集を作る為の写真なんです… 貴方と笙の御兄弟の写真を……使っても構わないですか?」 「構いませんよ!僕が榊原 笙の弟なのは誇りですから!」 榊原はキッパリ言った 神野と小鳥遊は兄弟の並んだ写真を見て 「良い写真ですね…」と呟いた 「この写真はパネルにして、榊原の家とオレのリビングに飾ると決めてんだ」 「なら、パネルにして差し上げます。 この写真の代価を…お支払するには…怖すぎる代価となりますからね…」 「オレは金も品物も要らねぇ…」 「そう言われる貴方ですから…パネルにして差し上げます!」 「なら、頼むな。笙の寝顔を見てみろよ 最初から見比べてみろよ? 寝顔1つでも…こんなに違って来るんだぜ この先はお前等の仕事だ。 オレはその兄弟の並んだ写真をパネルにして欲しいだけだ 清四郎さんにも、やりてぇからな 喜ぶだろうな…清四郎さんと真矢さん! あっ!そうだ!真矢さんは、相賀の事務所に預けるわ…相賀の事務所ならば、下手には出ねぇだろ?」 「構いません。異存など…ないです!」 「その代わり須賀の事務所から1人貰った 少し磨いて…使えるようにしねぇとな… そしたら、お前に預ける…」 「解りました。」 「慎一、その映像のメモリーを神野に渡してやれ!それから映像を流せ」 慎一は、解りました…と言いメモリーを神野に渡した そして映像を流した テレビ画面には…海を見つめる笙が写っていた コオにフリスビーを投げ、砂浜を楽しそうに駆け回る… 笙の映像があった そして笙は振り向いて…なにか言うのだ だけど声は入ってない そして、嬉しそうに笑った顔が…テレビが面一面に写し出されていた 笙、本人さえ…何時撮られたか解らない… 映像だった 「写真集の特典で着けてやれ!喜ぶぞファンは…」 康太は榊原の膝に乗ったまま…神野に言った 「康太…宜しいのですか?」 「そのうち、神野には返してもらうから…心配するな…」 「怖いですね…」 「無理難題は言わねぇよ…安心しろ」 「貴方は…俺に無理難題なんて一度も言わないじゃないですか…」 「そうか?慎一、その映像も渡してやれ」 康太が言うと、慎一はROMをケースに入れて神野に渡した 「笙は持って帰って良いぞ! 明日からは…着いて来られたら…困るからな 戦地に出向くには笙は柔すぎる…」 「仕掛けられるのですか?」 「そうだ!オレは何時でも…策略を練って…戦地に出向く…それがオレの生きる道だ オレの道ずれは…伊織と仲間…そして、兄の飛鳥井瑛太…それだけだ!」 康太は榊原の胸の中で…不敵に嗤った 皮肉に唇の端を吊り上げ…嗤う 神野は立ち上がると康太に深々と頭を下げ健闘の意を示した 「貴方の想いが寸分違えられる事なく完遂される事を…神野晟雅…願っております」 康太は榊原の、膝から降りると神野を抱き締めた 「神野…」と康太は神野を抱き締めた 神野は康太の背中に腕を回し…抱き締めた 「貴方が…傷付かれる事のない様に…願うしか出来ません…」 「それで良い…想いは伝わる… お前の想いが、オレは嬉しい…」 一頻り…言葉もなく… 神野は康太を抱き締めた… 小鳥遊は…それを見守る… 妬くべき相手ではない… 神野晟雅にとって…飛鳥井康太は指針なのだ 歪んだ想いで…隼人を傷付け…壊した それを軌道修正して…隼人を甦らせた 神野の想いも…隼人の想いも…総て康太が引き受けてくれ… 今の関係はある… 父親への憎しみも…康太が…持って行ってくれた 無くせない人… それが神野にとって飛鳥井康太だった 笙は、神野と康太を見ていた… 神野と小鳥遊は恋人同士だったよな…と、笙は小鳥遊を見た 小鳥遊は涙を拭い…二人を見ていた 神野晟雅にとって…飛鳥井康太は…特別な存在なのだ…と、知る そして小鳥遊は…それを認めて…いるのだ 「神野…小鳥遊が妬くぞ」 「いいえ。妬きません!貴方に甘えてる位では…妬いたりしません!」 「そうなのかよ?」 康太は小鳥遊に声をかけた 「貴方に妬ける筈などないでしょ? 貴方に…行くのなら…僕は止められません… 相手が悪すぎる…貴方に叶う人間はいないでしょ?」 「小鳥遊、闘えよ?受けて立つぜ!」 「止めときます。貴方は共に在ってこそ…の人です! 敵になど回したら…僕達は…この世にはいられません!」 「神野…妬いてももらえねぇのかよ?」 「熟年カップルとお呼び下さい!」 「なに言うか!瑛兄と同い年の癖に…」 神野は康太を離して 「そう言えば最近、瑛太は忙しいのか? 飲みに誘っても…今度ばかりだと…佐野が愚痴ってました…」 「伊織…瑛兄ってそんなに忙しかったか?」 「…………ほぼ、会社で過ごしてますよ… あの方は…」 「何故?そんなに仕事が溜まってたのか?」 「………君が…暴漢に狙われた日から…あの方は…二度と…君が狙われない様に… 家にも中々…帰ってないでしょ?」 康太は思案する… 「…慎一、会社にオレを送って行け 下ろしたら帰って構わない…」 「解りました…」 「伊織、オレは瑛兄に逢って来るな」 「はい。」 「伊織は?」 「会社に行きますよ…帰りは君を乗せて帰りますから…安心して行きなさい 康太は頷くと神野に 「笙は、これで終了だ!連れて帰れ! 明日からは…飛鳥井に来なくて良いぞ 来るなら遊びに来いな…」 と、告げた 笙は「康太…ありがとう…」と涙ながらに…言う 康太は笙を抱き締めて…離すと …慎一と…飛鳥井の家の外に出た… 家の外に出てから…軽装なのに気が付いた 「慎一…オレ私服だよ…」 「構わないでしょ?可愛いですよ、その服。 流石伊織ですね…康太の似合う服を選んでます!」 「慎一、スーツ着ねぇと…様にならんでしょ?」 「行きますよ?康太! 俺は貴方を送ったら帰ります! 明日の戦略を一生と練らねばなりません!」 「解ってる。」 慎一は康太を車に乗せると…飛鳥井建設まで送って行った 地下駐車場で車を停めると慎一も車から降りた 康太を1人でエレベーターに乗せるから…チェックして確認する 安全を確保出来ると、慎一はエレベーターから降りた 康太をエレベーターに乗せ、最上階のボタンを押す 「悪かったな…慎一」 ドアが閉まる寸前康太が慎一に礼を言う 慎一は、エレベーターの階数が最上階に来るまで、エレベーターの前にいて… 無事最上階に着いたのを確認すると、飛鳥井の家に帰って行った 康太は最上階に着くと、エレベーターを降り、社長室のドアをノックした 瑛太はドアを開けて、目の前に立っている康太に 「康太?」と優しく声をかけた 私服の康太を見て…瑛太に逢うためだけに会社に来たのを知る… 「どうしたんですか?康太…」 康太は瑛太に手を伸ばした 瑛太は康太を抱き上げ、社長室に入って行った 「瑛兄…何故…家に帰らねぇのか? 彦ちゃんが誘っても…何で飲みにも…行かねぇんだ?」 「晟雅辺りから出ましたか? お前は気にしなくて良い……」 「瑛兄…過去に囚われるな! 瑛兄が過去に向くなら…オレは瑛兄を切り捨てるしかなくなる…」 瑛太は…鈍器て…頭を殴られた程の…衝撃を受けた 「康太…兄を捨てますか…?」 瑛太は…康太をソファーに押し倒し…のし掛かった 「瑛兄…重い…」 「お前が…ナイフで切られたのだぞ… 部屋の中に…暴漢が入って…お前を殺そうとしたんですよ! 解ってます…お前の言いたい事は… でも……兄は…血だらけで助けられた… あの日が忘れられない…お前を失う… それを突き付けられたも同然ではないか! それでも…過去を振り返るなと言うのか?」 「それでも…だ!瑛兄…! オレは生きてる…オレは死んじゃあいねぇ! 瑛兄、オレは生きてる!違うのかよ?」 「康太…」 瑛太は…康太を抱き締めた… 康太を失う…それが現実になった日… 瑛太は…恐怖で…足元が崩れて落ちそうになった… 失いたくない…康太を無くしたくない… そんな想いばかり募り……瑛太は…そんな恐怖に囚われてしまったのだ 康太の頬に…瑛太の涙が…落ちて…流れる… 「瑛兄…泣くな…」 康太は瑛太の涙を拭って…抱き締めた 「お前を失って…生きれる筈などない…」 「知ってるよ…オレも瑛兄が…死んだら…生きられねぇよ… オレにとって瑛太は、伊織とは違うけど大切な…無くせねぇ存在だからな… 瑛兄がいたからオレは生きて来れた… 伊織と出逢わせてくれたのは瑛兄じゃねぇかよ… 彦ちゃんに頼んで…オレと伊織を同室にしてくれたのは…瑛兄じゃねぇかよ… オレの幸せを誰よりも願っているのも…瑛兄じゃねぇかよ… だから…過去に向くな…オレは生きてる… 瑛兄…家に帰れ…彦ちゃんと酒を飲みに行けよ…」 「康太…康太…」 瑛太は…康太に接吻をした 「瑛兄…今夜から帰れ…」 「………解りました…。」 「オレはまだ、死んだりしねぇ 死んでる暇はねぇんだよ!」 「ならば…兄は…闘わねばなりませんね」 「あたりめぇだろ?オレの道ずれは…伊織と仲間と…飛鳥井瑛太…瑛兄じゃねぇのかよ?」 「康太…兄は…必ずお前と共に…逝きます」 「忘れずに道ずれにしてやるから…後ろは向くな!」 「ええ…解りました…」 瑛太は…康太の唇を…貪った… 「んっ…ダメ…瑛兄…止め…」 「キスしかしませんよ…お前は榊原伊織を伴侶に持つ…私は…お前が伊織に愛されて幸せに笑っているなら…安心出来るのだ…」 康太は瑛太を抱き締めて…笑った 「瑛兄…オレは幸せだぜ! 瑛兄が与えてくれた幸せだ… 父ちゃんや母ちゃんが守ってくれる幸せだ… 榊原の両親の愛だ… オレは……誰よりも幸せだ…」 瑛太は…康太の上から降りると康太を膝の上に乗せた 「康太…」 瑛太は…康太の頭を引き寄せ…抱き締めた 瑛太が指が…康太の頭の傷の部分をなぞった 「もう…抜糸はしたんですか?」 「ん。した。でもな…ハゲたら…嫌かも…」 「薄くなんて、なってませんよ? 気になるなら兄が植毛をしてあげます 可愛く…何時までも伊織に愛されるのなら…兄は…エステだって…行かせてあげますよ ツルツルにお前を磨いて…ずっと伊織に愛されるように…兄は…手をかけても良いです!」 康太は、それは嫌だな…と、笑った 「瑛兄…トナミを…改革と言う戦地に引きずり込む… 乱世だ瑛兄…斬りつけられるなら…… 斬らねぇと…やられる世界だ… 甘い戯言など言ってらんねぇんだよ…」 「兄は…お前を照らす…光になりましょう… お前は行くが良い…何処までも行くが良い 兄は…お前を照らす光になります…」 「瑛兄…」 康太は瑛太の胸に顔を埋めた… 「お前を伊織に渡して来ましょう!」 瑛太はそう言い…康太の頬を撫でた 「瑛兄…オレと共に来い… 乱世の先に共に行くしかねぇんだよ…」 「ええ。兄は何処までも…お前と共に… 乱世を生き抜き…お前を…守り抜きます」 瑛太は康太を抱き締めたまま立ち上がると… 社長室を出た そして副社長室のドアをノックした 榊原がドアを開ける… 康太の姿を見つけると…榊原は笑った 「伊織、兄は康太に説教を食らいました 今夜からまた……家に帰ります」 「義兄さん…」 瑛太は康太を榊原に渡した 康太の手が…榊原の首に巻き付く 「瑛兄、オレは伊織と帰るから…」 「解ってますよ…」 瑛太は康太の頭を撫でて…引き返して行った

ともだちにシェアしよう!