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第69話 刹那の時

康太は…風呂上がりにリビングのソファーに座りアイスを食べていた 樋口陵介と、釼持陽人を使い 周防切嗣を追い詰めて行く 人を使い ネットを使い 無意識のうちに…誘導されて行く 脳が…知らず知らずのうちに…インプットされる様に 情報を操作する それこそが釼持陽人の得意分野… 情報の魔術師…釼持陽人の情報操作に…知らず知らずのうちに…追い詰めて行く 気づいた時には…樋口陵介の戦略の罠が張り巡らされている 蜘蛛が…罠をしかけ…獲物を待つ様に 張り巡らせた情報に…罠をはり…トラップを仕掛ける 1つトラップにはまると…後は…出口のない迷路に迷い込む… それこそが樋口陵介の得意とする分野 戦略の誘導だ そして、飛鳥井蓮… 北の相場師…と言われた 稀代の相場師…飛鳥井蓮も動いていた 康太の命を受け…陵介と共に…周防を追い込む為に動いていた 三木繁夫…彼もまた、康太の命を受け… 動いていた 康太は総ての駒を使い… 追い込んで行く 二度と立ち上がらせない為に… 完全にトドメを刺す 息の根を止めねば…何時か… 飛鳥井を狙う為に…爪を研ぎ 牙を研ぎ狙うから… 絶対のダメージを! 余力を残す事なく… その息の根を止める! その為に…康太は動いていた 「康太…?」 出社はしなくても榊原には仕事がある キリの良い所まで、仕事を片付けリビングに顔を出し、康太の名を呼んだ 康太は榊原の声に振り返った 口の回りにアイスを付けた康太が振り返ると… 榊原は……うっ!と下半身に衝撃を受けた 「伊織ぃ~」 嬉しそうに答える康太は…口の回りを…アイスで…べたべたにしていた まるで…榊原のを舐めて…飲んだ後の…白濁を溢している康太と重なり… 榊原は…たまらず康太を押し倒した 「伊織?…」 「貴方…口の回り…僕の精子を飲み干せず溢している時みたいですよ…」 榊原の言葉に康太は…顔を真っ赤にした 「バカ…んなんじゃねぇ…」 「そのお口は…卑猥すぎますよ」 榊原はそう言い…康太の唇を舐めた 「甘い…君のお口は…バニラの味がします… どうせです…全身…バニラになりますか?」 「やっ…」 康太は慌てて…榊原から離れようとしたが… 榊原は逃がさなかった 「離しませんよ…」 「伊織…ここで?」 「ダメですか…?」 「誰か…来る…」 「来ても…邪魔などしませんよ?」 榊原は引く気はない… 榊原の指が…康太の服の中に忍び込み… 乳首を…引っ掻いた 「ぁん…ゃあ…」 康太の身体が…快感に艶めいて赤くなる ぴちゃ…と湿った音が…響き 接吻が深くなる 榊原の首に腕を回し…康太は榊原の頭を掻き抱いた… 榊原の指が…康太の身体に侵食して行く 触られた所から熱を持ち……発火して行く 「ぁん…あぁっ…伊織…伊織ぃ…」 熱に魘され…助けを求める 熱をもたらしているのは榊原なのに… 康太は焦れったくて…その先の行為を促した 「触って…伊織…ねがっ…んっ…」 榊原は解っていて…執拗に胸を弄り尋ねる 「どこを触って欲しいんですか?」 ペロッと乳首の突起を舐めて…康太に問う 康太は榊原の手を取ると…股間へと手を導いて行く… 榊原が康太の熱を孕んだ…性器を掴むと… 康太は仰け反った… 「違っ…そこじゃない…ゃ…ダメぇ…」 先から…愛液を溢れさせ…膨張した性器を榊原は擦った 「なら、どこを触って欲しいんですか?」 榊原の声も掠れていた… 欲情に…濡れた声に…康太は限界を教える 「伊織…奥…奥に触って…」 榊原の手を…奥へと導く為に…… 康太はソファーの背凭れに足をかけ開いた 「奥ですか?」 「伊織…焦らすな…」 涙を…溢れさせ…赤く艶やかな身体を目にして…榊原の自制心も…限界を告げる 榊原は誘導され…康太の熱く戦慄く穴に触れた すると…康太は我慢出来ずに…射精してしまった… 榊原は…康太の放った白濁を救うと… 穴に塗り込んだ 滑りを利用して…康太の体内に指を滑り込ませる 指を…クッと引っ掻くように動かすと… 康太の腸壁が搦みついた 蠢く腸壁は、榊原を欲し蠢き誘う 咀嚼する様に食べて行く…その様に 榊原は我慢の限界を越えた 指を2本…挿入して広げる 康太の腰が…誘うように震え… 「伊織…欲しい…」 「あげます…君の欲しいだけ…あげます」 康太の穴に狙いを付け…榊原は康太の中へ 肉棒を突き立て…腰を進めた 「あぁっ…イイっ…伊織…そこ…」 榊原を締め付け…康太の腸壁が震える 榊原のカリが当たる…先には康太のイイ場所があった トロッと突き出た…そこを 榊原の開いた傘で擦られるのが大好きだった そこを擦られると…脳天まで痺れ…何も考えられなくなる 榊原は…締め付けてくる腸壁を掻き分け 快感に酔う 愛する人と1つに繋がる時間にしか味わえない 快感に…全身溶かされ…ドロドロにはまって行く 榊原は康太に接吻した 康太が舌を搦め…接吻に応える… 榊原の肉棒が…硬く…一際熱く…膨張すると… 傘が開き…康太の腸壁に刺激を与え…掻き回して行く… 抽挿が早まり…二人して…快感を共に味わう 「っ…康太…イキます…あぁ…ぅ…」 ドクッン…ドクッン…榊原の肉棒が脈打つと… 亀頭の先から…熱く滾る…精液が飛び出し… 康太の腸壁を濡らした 「 あぁ…ぁん…伊織…イクぅ…あぁ…」 康太は…腸壁に巻き散らかされた熱い精液の感触に…射精した 白濁を…自分の腹に…飛ばした 榊原は…締め付けてくる腸壁を掻き分け 快感に酔う 愛する人と1つに繋がる時間にしか味わえない 快感に…全身溶かされ…ドロドロにはまって行く 榊原は康太に接吻した 康太が舌を搦め…接吻に応える… 榊原の肉棒が…硬く…一際熱く…膨張すると… 傘が開き…康太の腸壁に刺激を与え…掻き回して行く… 抽挿が早まり…二人して…快感を共に味わう 「っ…康太…イキます…あぁ…ぅ…」 ドクッン…ドクッン…榊原の肉棒が脈打つと… 亀頭の先から…熱く滾る…精液が飛び出し… 康太の腸壁を濡らした 「 あぁ…ぁん…伊織…イクぅ…あぁ…」 康太は…腸壁に巻き散らかされた熱い精液の感触に…射精した 白濁を…自分の腹に…飛ばした 「ぁ…はぁ…はぁ…伊織…」 康太の腕が…榊原の背中を掻き抱いた 「康太…愛してます…」 榊原の息も…乱れて…苦しそうだった はぁ…はぁ…はぁ… 荒い息が…部屋に響き渡り… 此処が…リビングだと…忘れていた リビングのドアに…鍵を掛けてない事も… 気にならない位に… 二人は夢中で互いを求め合った 「伊織…愛してる…お前しか愛せない…」 愛する男を掻き抱き…康太は…愛してると口にする 榊原も康太を抱き締めた 康太の中から抜くと… 穴の中からは…大量の白濁が溢れだし… 康太は…身を震わせた 「康太…上に乗って…」 榊原はソファーに座り…康太を起こして… 股がらせた 「伊織…まだ…足らない…」 康太が榊原を誘う… 愛してるから…骨の髄まで…食らい尽くして欲しい 榊原は康太の腰を引き寄せると… 聳え立つ…肉棒の上に腰を下ろした 康太の穴が榊原の肉棒を食べて行く 康太は…榊原の唇に…キスした 夢中になり…榊原の首に腕を回す 二人だけの…共有する時間 二人しか味わえない…至福の時 満喫する為に……康太は… 榊原だけを感じ…夢中になって行く 一生はリビングを覗いて… 後悔した… ドアの所で立ち止まったままの一生を訝しんだ慎一が… 一生を、押し退け…後悔した… まさか…リビングで…… 始めてたなんて… 「一生…」 慎一が声を掛けると… 一生はドアを思いっきり閉めた バタァァァン! 物凄い音を立てて…ドアが閉められ… 康太はドアの方を見た 「だから言ったのにぃ…」 「君が…お口に…白いのを着けてるからいけないんですよ…」 「オレの所為かよ?」 榊原は笑って康太の唇にキスを落とした 「キレてましたね…一生」 榊原が苦笑をした 「何か用があったのかよ?」 「でしょうね…」 「伊織…風呂に入れてくれ…」 「解ってますよ…」 榊原は康太を抱き締めたまま立ち上がると… 浴室へと消えた 浴室で…中も外も洗ってもらい 服を着せてもらい支度する 康太の支度が終わると…自分の支度をして 榊原は康太を抱き上げた 「痛く…ないですか?」 「怠いだけだ…」 「愛してます…康太」 頬にキスされて…康太は嬉しそうに笑った 「オレも愛してる…」 この命を懸けて… 伊織… お前の愛を貫く 愛してる… 愛してる… 愛してる… 伊織…お前以外…愛せはしない お前だから愛してる… 想いは…限りなく同じだった

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