そして津田は体起こして、俺の足を広げた。 「……先輩、指入れますね」 そう言って軟膏を纏った指をゆっくりと入れた。 そして２本目まではすぐに増やして内壁を擦るように解していく。 「……っ、ん……」 さっきより不快感は減ったけど、この自分から漏れ出るような声が冷静になればなるほど恥ずかしいかもしれない。 やはり自分が喘いでいる姿とか客観的に考えると抵抗があるわけで。 なんとなく手で口を塞いだら、その手を津田に掴まれた。 「なんで、口塞ぐんですか？」 「だって変な声が出る」 「聞きたいです。先輩の声」 「でも…あぁっ……」 言いかけたとこであの部分を擦るからひときわ大きな声が出てしまった。 「てめっ……おう、たぁ…あぁっ……」 何か言おうとするたびにそこを擦って、次第にそこを中心に愛撫していくようになる。 そこ、やばい。強く擦られると押される度にビリビリして身体中に電流が走るみたいで。……気持ちいい。 そしてその刺激はダイレクトに中心部に伝わり、そこは頭をもたげて涎を垂らしまくって、それが自分の腹にダラダラ垂れてきているのがわかった。 それからも執拗に津田が触るからもう声を抑えられなくなってくる。 「ふあっ、あっ……あっ、あっ……」 「先輩の声、可愛いです」 こっちは大変なのに、呑気に言ってんじゃねぇ。 「あっ、可愛いとか…言う、なっ……んぁっ」 そして、また後孔の圧迫感が増した。 「先輩、３本……入った」 グチャグチャという音は更に大きくなって部屋中に響いている。 指の腹で気持ちいい部分だけを擦られ続けているともうわけがわからなくなってきた。 あぁ、すげー、気持ちいい……。 「先輩の中、めちゃくちゃ熱い」 指を出し入れされる度に水音が響いて、また快感だけを与えられて、もう何もかもが飛んじゃいそうなくらい。これ、ハマったらどうしよう。 「あっ、桜太……おう、たぁ……」 「先輩気持ちいい？」 「あぁッ…き、…もちい……っあ……」 コクコクと頷きながら気持ちいいとか無意識に言ってしまったことに気付くが、もう理性や羞恥心なんかは快感によって崩壊寸前だった。 そして津田のがもうガチガチになってて俺の太ももに触れている。 初めては何でも怖いけど、受け入れたくなる気持ちってなんなんだろうな。 今なら俺はそんな女心が少しはわかるかもしれない。 「桜太……もう、入れろ……ッん…あぁっ」 するとまたわかりやすく津田がゴクリと生唾を飲み込んだのがわかった。