シャツ……先輩に怒られてしまうだろうな。 そんなことを思っていたら、また先輩が俺のことを呼んだ。 「桜…太ぁ…っ、キス……ッん」 そして応えるために先輩の手を拘束を緩めると、先輩が俺のことを引き寄せるようにして赤い舌を絡めてくる。 貪るようにされると嬉しい。 「はぅ……っん…んっ、ん……ッ」 その間も後孔への刺激をやめずにいたら声を漏らしながら夢中でキスする先輩がたまらなかった。 「先輩、大好き」 「んっ、俺も……っん、あぁっ、桜太…もぅ、挿れよ」 「駄目です。先輩をこのままドライでイかせたい」 「あっ、も…もたねぇよ。あっ、あぁっ、桜太の、欲し……」 快楽でトロンとした目で誘うように言われると、俺はいつもその誘惑に負けてしまう。 「やだ、桜太のが…いい……っん、くっ……」 快楽に顔をゆがめ、でも俺への視線は外さずに上目遣いで俺のことを誘う。 このフェロモンをなんとかしてほしい。 もう既にガチガチで破裂しそうな俺のは限界が近かった。 そして俺が後孔に指を入れているにも関わらず、強引に腰に足を絡めてきて、首の後ろに手も回し引き寄せる。 「おーたぁ……」 そして先輩は畳み掛けるつもりなのか、妖艶に囁いてきた。 熱っぽい息がかかるとゾクゾクして、卑猥な言葉もそのまま耳元で囁いてくるんだ。 「おーたの、大きいの挿れて欲しいなぁ」 先輩はよく俺に『そんなの何処で覚えてくるんだよ』って呆れるように言うんだけど。 その言葉そのまま先輩に返してやりたい！ どこで、そんな誘い方覚えてきたんですか!? 「先輩……エロすぎ」 「当たり前じゃん。誘ってるんだから」 自覚してやっているところが厄介だ。 今日こそは絶対に先輩を指でドライに導くのだと固く決心してきたはずなのに。 その為に何日も何日も研究を重ねてきたというのに。 こんな先輩の姿を見せられたら……。 もう、辛抱たまらない!!