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最強小悪魔彼氏。 7
先輩の中に入れていた指を一気に抜くと、ガチャガチャと早急にベルトを外し、床に置いていたコンドームの箱を取ろうとしたら指に引っかかって弾いてしまった。
そしてその箱は先輩の手元までくるくる回りながら床を滑っていって、それをみた先輩がクスクスと笑っている。
「焦りすぎだって」
「あ、焦りもしますよ。そりゃ、焦るでしょう!? もう、待てない……」
「バカ。待てないのは俺の方だっつーの」
そういいながら先輩は箱から1枚出し封を破ってコンドームを袋から取り出す。
「俺がつけてやる」
俺の股間に顔を埋めて慌しくトランクスから顔を出したモノの先をペロリと舐めた。
それに合わせるように息子がビクンと跳ねる。
「焦らしやがって……またどこで覚えてきたんだよ」
「ネットで……」
先輩が亀頭を口に含み喉の奥まで咥えられると腰から頭まで一気に電流が駆け上がるような気持ちよさに顔をゆがめた。
そして何回か口で扱かれるとまた先を舐められて、満足そうな顔をした先輩が俺のモノにコンドームを着けた。
「俺のために調べたのか?」
「はい」
「そんなに俺が好きかよ?」
「好きです。大好き先輩」
すると柔らかく笑った先輩が俺のことを押し倒し、気付けば組み敷かれて先輩に見下ろされていた。
「え? あ、あの……」
「おーた、今日は下から頑張れよ」
「はい? ……って、え?」
何ですかって聞こうとした瞬間、自分のモノを掴まれて先輩がその先端をゆっくりと後孔に埋めていく。
「ふぅ…っ、ん……はぅ……デカ……ッ……」
もう咄嗟のことすぎて固まってしまい、先輩が俺に跨って挿れていくさまをガン見していると「見すぎ」って言われた。
いやいや、見るなって方が無理でしょうが!
好きな人のM字開脚ですよ!? 見逃すわけないでしょうが!
「せ、先輩こそ、こんなのどこで覚えてきたんですか!?」
「なん、だよ…ッ…騎乗位くらい知ってるだろ?」
先輩は女性とも経験あるから、もしかして今までの彼女にしてもらったことを思い出して……。
とか、そんな風に思いたくないのに。思ってしまうと止まらなくて黒い感情が渦巻いてしまうときがある。
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