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最強小悪魔彼氏。 8

先輩は俺にどんなイメージを持っているのだろう。 屈託ないクリーンなイメージだろうか。 色で言うなら白とか青空みたいな色とか。 でも、実際はそんなことない。 先輩と付き合いだしてから離したくないって思うことが明らかに増えて、先輩を誰もいないところに閉じ込めて囲ってしまいたい願望に駆られることもある。 俺は自分が思っていた以上にドロドロしてて、だからこそ体だけでも繋ぎ止めたいがゆえに先輩には気持ちよくなって欲しいのかもしれない。 そう思ったらいてもたってもいられなくて、まだ挿れられている途中の先輩のことを下から一気に突き上げた。 「あぁっ、あぅ……ば、ばか…まだ……っ」 「下から頑張れって言ったのは先輩です」 「そ、それはぁ…俺が挿れた……後……っはぅ…んぁ……」 そのままガツガツと下から突き上げれば、それにあわせて先輩の蜜口からピュっピュッと透明な液が溢れ出す。 「ひゃっ、あぁっん、あっ……あぁっ」 深く、そして不意にギリギリまで引き抜くようにしながら先輩のイイトコロにあたる様に一気に奥まで差し込んだ。 激しく腰を振っていたら先輩からは声が絶えず漏れ。 「あぁっ、…あっ、あぁっぁぁぁぁぁ」 先輩はすぐにイッてしまい、白濁を撒き散らした。 「先輩、もっと気持ちよくなって」 ぐったりと倒れこむ先輩を受け止めて今度は俺が起き上がって先輩をベッドの上に寝かせる。 そして覆い被さってキスをしながら後孔に自身をあてがった。 そしてその入り口に亀頭を当てるとゆっくりと飲み込まれるように入って行きヒクヒクしているのがわかる。 ゴクリと唾を飲み込み、奥まで一気に腰を打ち付けた。 するとまた先輩の全身に力が入り、俺の腰に足を絡ませて背中に回された手で体をグイッと引き寄せられると髪の毛をぐしゃぐしゃと掴まれた。 「あぁっっ、あっ……んっ、んぁ……」 部屋にぐちゃぐちゃという粘着質な音と、肌がぶつかる音が響く。 「あ、あっ、あっ、おうた…あぁぁっ」 「先輩……」 腰を激しく打ち付けて何度も何度も先輩を貫いた。 「あぁっ、あぁっ、あ……」 体を重ねるごとに先輩の感度は上がっていって、潤んだ瞳も吐息が漏れる口も指先も何もかも好きすぎてたまらない。 先輩のことが、好きで好きでたまらないんだ。 「先輩、好き。大好き。好き……好きです」 「あっ、あぁぅ、あぐっ……んっ……」 顎を反らし体を撓らせながらしがみ付く様子に先輩も気持ちいのだと思った。 甲高い声はすごく妖艶で、結合部からはジュブジュブと卑猥な音が聞こえる。 そんな音を立てながら激しく出し入れすればまた背中に回される先輩の手に力が入った。 「あぁッ……イ、イク…イクぁぁぁぁぁ」 悲鳴のような声ともに先輩の中が俺のことを締め付ける。 持って行かれそうな快感に、俺の方も限界だった。 「先輩…好きです。ずっと一緒にいて……」 更に激しく腰を打ちつけながら、囁けば先輩が頷いた気がした。 「……大好きです」 「あぁ、桜太ぁぁぁ…あぁっ」 悲鳴交じりの喘ぎ声にパンパンと激しい音を上げながら先輩の好きな部分を擦って勢い良く最奥を突いたそのとき。 「あぁ、イクっ、ひくッ……んんんっっっ」 ビクビクビクッと体が撓ると同時に中が大きくうねり先輩の白濁がほとばしる。 それとほぼ同時に、俺もゴム越しに先輩の中に欲を吐き出した。

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