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最強小悪魔彼氏。 9
倒れこむようにして先輩を抱き締める。
ハァハァと荒くなった息を整えながら先輩の中からズルリとモノを引き抜いた。
「はぅ……ッん……」
抜くときでさえ体をひくつかせる先輩を見下ろしながら、こんな風にさせているが自分なんだと思うとそれだけで体温が上がる気がした。
そしてコンドームを処理してすぐに先輩の隣に横になれば、まだほんのり頬を高揚させた先輩がごろっと転がってきて抱きついてきてくれる。
そしてさっきまでは余裕なんか無いくらい快楽に顔を歪めていたくせに、もう妖艶に微笑みながら俺を見上げて言うんだ。
「今日は1回で終わりなのか?」
と。また、俺を焦らせる。
「えっ!?」
その焦りが顔に出たからか、先輩は満足そうに笑いながらベッドに横になったまま肘を立てた。
「おーた、焦ってるな」
「そりゃそうですよ」
「つか、お前のせいでカッターシャツが精液まみれになったんだけど、どうしてくれるんだよ」
先輩の姿は見事に精液とかでグチャグチャになってしまっていた。
「シャツは着たまま下半身は身につけないで靴下だけ履いてってどんだけ変態なんだよ」
「……靴下だけ履いてるって萌えませんか?」
「萌えるか!!」
俺は萌えるのに、怒られてしまって少しシュンとしていると、そっと先輩の手が伸びてきて頭をなでられた。
「ま、お前がすることならいっか。変態なのだって今に始まったことじゃないしな」
「先輩!!」
俺に甘くなる先輩がたまらなくて抱きついてしまうと、先輩の方も「はいはい」って感じで俺の背中をポンポンとしてくれて本当に幸せだと感じる。
すると、先輩はなぜか俺から体を離そうとしながら自分のシャツと俺を交互に見た。
「お前、さっきから俺に抱きつくからお前のシャツも精液まみれなんだからな」
「大丈夫です。大事に保存しますから」
「保存なんかするな!! つか、お前の家って乾燥機とかある? さすがに洗濯しても帰るまでに乾かすのは無理だろう?」
「あ、もし良かったら……」
ベッドから立ち上がり、クローゼットの中から入学したときに買ったシャツを出してきた。
「これ、サイズどうですか?」
「サイズは大丈夫だけど、これってお前の?」
「はい。入学したときに買ったやつですけど。すぐに背が伸びたので……」
「へー、じゃあこれ貸してもらうな」
そう言って受け取り、おもむろにボタンを1つずつ外していく。
先輩の肌がどんどん露出していくたびにドキドキしてたまらない。
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