「せんぱ……」 言いかけたとこで先輩が指で俺の唇を塞いだ。 「なぁ、桜太……もっかいシよ。俺が物足りない」 妖艶な声を響かせながら、その視線だけでいきり勃ってしまった俺のモノを自身の後孔に埋めていく。 「せ、せんぱい……ッ」 「あ、やべ…っ、マジ気持ちい……」 さっきの情事からさほど時間の経っていない先輩の後孔は柔らかくて、亀頭が中に推し進められるたびに先輩の頬が上気し色気を振りまく。 「先輩、俺、ゴムしてないっ」 「ナマでいいじゃん。すげー熱い。お前の、ヤバ…んっ……」 積極的な先輩に慣れることなんて、きっと一生ないと思う。 いつだって嬉しさとか恥ずかしさとか全てがいっぱいいっぱいでパニックで、ただ先輩の温もりを感じ愛しさで溢れてくだけだ。 俺の上で腰を振る姿に全部飲み込まれていく。 「桜太ぁ…っ、あっ…」 あぁ、本当にこの人が好きだ。 この人の全てが大好きだ。 グチャグチャと卑猥な音を立て、先輩と俺の息も次第に上がっていく。 ねっとり絡まるようなキスに、俺は一生この人から離れられないなと感じながら。 俺も先輩の奥へと向かって強く強く腰を打ちつけたんだ…───。