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第2話

。。。 昼休憩の時間になっても俺の仕事は一向に終わる気配はなかった。 それになんだかさっきよりも体調が悪くなっている気がする。頭がぼーっとして身体が熱い。意識もなく、視界に入る奴ら全員に見惚れてしまうかのようにじっと見てしまう。 それになんだか、こんなに仕事も忙しくて体調も悪いって言うのに変な気分になってしまう。 もぞもぞを脚を擦り合わせては深呼吸して落ち着かせようとするが、そろそろ限界だ。 会社でこんな気分になるのは不謹慎だとわかっているのにどうしても仕事ではなくそちらに意識が向いてしまう。 「主任、本当に体調悪そうですけど…大丈夫、ですか?」 「あぁ?」 「あ、いえ、その、大丈夫だったらいいんですけど…はい…でも、体調凄い悪そうだったので…」 これといって特徴もない部下の、俺を心配する声をなぞる唇が目から離れなくなった。こいつの唇、少し乾燥してる…俺の唾液で湿らせて、吸って、舐めて…… 「え、えっと、あの………上条主任…?」 名前を呼ばれてはっと我に返った。俺はこいつに対して何を考えた…?き、キス…したいとか、おお、俺もこいつも男だぞっ…、おかしいっ 「と、トイレ行ってくるっ…!」 俺は慌ててオフィスを飛び出した。

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