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地下牢にて-1
どこか艶めかしく淫猥な香りを放つ眼前の光景に、数名の年若い青年軍妖達の瞳がギラギラと妖しい光を放ち始める。
ごくりと喉を鳴らす音だけが静かに響く地下牢にて、その様子を横目に見ながら、桂樹の眼前に立つ男が反り立った雄をわざと見せつけるように体勢を左にずらすと、影に隠れていた二名の雄が露わになった。
男性のようにがっちりとしているわけではない。ほどよく肉のついた柔な肌がロウソクの灯りと共に観衆へと向けられていく。
背後から両手を伸ばしていた男が桂樹の雄に触れていた手を手離すと、その指を腰へと伸ばせば、桂樹の口から「アッ」と小さな声が漏れては消えた。
がさついた男の大きな手の平が腰へと伸びるその感触が何処かくすぐったく、触れられる度に桂樹の肌がふるりと震え、それはやがて足へと伸びた。
それに合わせるように触れあっていた眼前の男の雄が桂樹から離れ、屹立した雄を見せつけるように自身の手で上下に緩く扱きながら尖端を桂樹の腹に擦りつけている。
触れられていた手の平が急に離れたせいもあったのか、硬さを保ったままの桂樹の雄がぶるんと揺れ、屹立したままの姿で黙って見ている男達の前に晒されると、同時に彼の唇がふるりと震えた。
それは羞恥からくる感情がそうさせていたのかもしれない。否、恐らくは。
「・・あっ・・」
「可愛く果てる所を見せてやりゃぁいいじゃねえか・・なぁ・・」
「・・やっ・・うっ・・ううっ・・」
背後に立つ男が桂樹の耳たぶを甘噛みしながら囁くと、両目に涙を浮かべたまま熱に浮かされていたはずの桂樹の表情に影が生まれ、同時に彼の身体を写すように水泡が生まれてはパリンパリンと割れていく。
「・・・ううっ・・」
水泡に映し出される自身の表情と羞恥の熱で、カッと頬を染めると自身を見る男達から逃れるように顔を背けたが目の前の男の表情は変わらないままだ。
微動だにせず自身の雄を緩く扱きながら立つその姿はまるで、羞恥に呻く桂樹の反応を待ち続けているかに見えた。
「・・もっ・・もぅ・・やめっ・・」
「でも、ここはそうでもなさそうだがなぁ」
腰を摩っていた男の指が桂樹の閉じかけていた花蕾に触れると「・・ぁっ・・」と彼の背がピクリと震え、僅かにしなった。
「・・あ・・・っ・・っううっ・・」
暫くの間、触れていなかった場所の感度を確かめるように男が花蕾の中へと指を挿入すると、それを拒むように天井から吊るされた拘束具が左右に揺れ、ガチャガチャと激しい音を生み出していく。
「・・・うぁ・・っ・・やっ・・や・・」
「ああ。やっぱりだ。さっきまで散々可愛がってやってたからなぁ。ひくついて離れやしねえ」
すんなりと指を飲み込んだ蕾をゆっくりと抜き挿すと、ぐちゅりと粘着質独自の音が微かに響き、秘部からはぬちゃぬちゃと淫猥な水音が溢れ出して男の指に吸い付き離そうとしない。その様子に男の口角が僅かに上がった。
「うっ・・ぁあ・・」
「・・・指だけじゃ足りねえんじゃねえのか」
眼前の男が笑う。彼の視線は桂樹の雄へと向けられている。
「そっ・・・んっ・・ああっ・・」
背後の男が手を伸ばし、昂った桂樹の雄をゆるく扱くと尖端からは蜜が滴り、同時に男の指を濡らしながら床へと零れていく。
「・・・うっ・・もっ・・もおっ・・」
「ハハッ。イカせるかよ」
桂樹自身の尖端を指で塞いだまま、わざと見せつけるように上下に扱くと、ぬちゃぬちゃと淫猥な音が大きく響く。その様子に眼前の男が息を荒げながら、彼の首筋をねっとりと舐め上げて「なぁ、俺も混ぜてくれよ」と囁くように呟いた。
「・・っ・・うぅっ・・」
桂樹の瞳が涙で濡れているのも構わないといった様子で眼前に立つ男が彼の胸の先端に舌を這わせると、ピンと尖った尖端を強く吸い上げた。
「・・・あっ!・・うぁ・・」
びくんと桂樹の身体が弓のようにしなり、ふるりと腰を揺らすものの、男ががっちりと彼の雄の先端を指で塞いでいる為、果てようにも上手く果てることが出来ないままだ。
「・・うぁ・・・」
「残念だったなぁ・・」
「なぁに、あとでいっぱい果てさせてやるから心配すんな」
眼前に立つ男の昂ぶりが桂樹の腰に触れるや否や、自身の先端を塞いでいた指が離れ、かわりに彼の口元へと伸びる。
口元に伸びた指が彼の舌先を捉え、がっちりと押さえつけたまま、背後の男が挿入していた指を花蕾から引き抜くと、反り立ったままの雄を花蕾に向かって一気に奥まで突き刺した。
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