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再びの…(4)

早くもお代わりに突入した赤羽が 「千早様は、料理、洗濯、掃除、裁縫…志津様のお陰で何でもお出来になりますよ。 ねぇ、志津様。」 「ふふっ、そうねぇ。 大学の間一人暮らしをしていたし、一通りのことはできるはずよ。 …ということは、赤羽はずっと側にいたの?いつから?」 「千早様が誕生されて…すぐでした。 光に導かれるように、気が付いたらお側にいました。 けれども、私はまだ十分に回復しておらず、ずっと空気のように漂っているだけでした。」 「だからね…分からなかったわ。気配すらも感じなかったもの。 私も赤羽がいるのが分かったのが、千早が大学の休みで帰省した時だったかしら。 バラバラになった五気をどうやって探せばいいのか、困っていた時だったから、驚くやら嬉しいやら…でも私では召喚することができなかった。」 こくりと頷いた赤羽は、夢中で食べ続ける4人に問い掛けた。 「みんなは?どうしていたのだ?」 白「長い間…土中の奥深くで眠っていた。 近くにずっと黄牛の気配があったから、怖くはなかったよ。」 黄「大地は私のテリトリーだから。 私も大地にエネルギーを全て分け与えてしまったから、力が戻るまでは動くことすらできなかった。」 緑「私もだ。 全てを復活のエネルギーに変えてしまったから… 小さな草木の種に宿り、何度も何度も再生して… やっと今日みんなに会えた…」 黒「私は目に見えない水蒸気の粒になり、雨となって黄牛を感じながら地面に浸透し…緑春の分身達を育て、岩肌を滑り川にそして大海へ混じり、また蒸発して…数え切れないくらいに形を変えてきたよ。」 長く辛い時を思い出したのか、5人は食べるのを止め、スプーンを持ったまま黙り込んでしまった。

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