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第64話 恋は突然に…………何故僕がネコなんです?

神楽四季は最近体育教師として桜林学園 初等科に赴任して来た神楽眞人との関係に悩んでいた 他の学校に行ってくれれば良いのに……… 顔を見るとヤバい事になるんだってば! なのに眞人は、倅の理人と共に桜林学園にやって来た 理人は初等科に編入したのだった 絶対に親子なんて嘘だと思っていたが………… 眞人と理人は正真正銘の親子だった 亡くした妻に理人は似ていると謂う 元々はゲイだった眞人が、エラい男前な女性に一目惚れして、結婚した 相手が女性だったけど、魂が惚れた!と求婚しまくりで結ばれた 理人はそんな美人な妻にソックリだった 妻は大学の教授をしていた 賢く 男前で 美人だった が、その男前の妻は…………オックスフォード大学の銃乱射事件の犠牲者となり………他界した 烈とはオックスフォード大学で出逢った 理人はその時留学していた 眞人はジムのインストラクターとして生計を立てていた 理人が同い年位の烈の存在に、ライバル心を一方的に抱き 何かにつけて突っかかり、敵視した様に喧嘩を売って来て………見るも無残に負かされた 眞人は我が子が落ち込んでる所を目にして誰にやられたんだ?と問い掛けた 倅の敵は絶対に取ってやる!そんなつもりだった すると倅の理人とは「飛鳥井烈」と答えた なんでもその子はオックスフォード大学に留学してると聞く そして我が子の仇を取りに飛鳥井烈に会いに行くと…… その子は倅よりも小さく………身も凍る程に冷たい目をされた 「お前が飛鳥井烈か?」と問い掛けた 「そうだけど何か用?」 「お前………こんなに小さいのに大学生なのか?」 烈はムッとした顔をして、宗右衛門の声で 「大学生じゃが?何か文句でもあるのか?」と問い掛けた 「文句はないけど………何故俺の子をイジメた!」 「文句を言うなら名乗られよ! 儂は飛鳥井宗右衛門、そして飛鳥井烈、【R&R】のリーダーをしいる者だ!」と返された インストラクターをしている眞人は飛鳥井の名は嫌と謂う程に存じていた 敵に回せば……容赦なく消されるぞ! と言われてる飛鳥井の家の者だと謂う 況してや宗右衛門の名は………眞人だって知っていた 「俺は岸谷理人の父の岸谷眞人だ!」 と、自己紹介はした が、眞人は烈と対峙して一步も動けぬ状態になり…………内心どうしよう?どうしよう?と焦っていた 其処へ眞人の妻の教授が通り掛かり仲裁に入った 眞人の妻 景子は烈の事を知っていた 【R&R】と謂うパフォーマンス集団のリーダーだと謂う事も、その若さでスキップしまくりで大学に上がり、その大学でもスキップしまくっている事も知っていた 景子は「眞人を許してくれないか?」と問い掛けた 烈は冷かに嗤い「ボクに理不尽な事を言って来た瞬間消されても仕方ないのに?」と吐き捨てた 「まぁ………貴方にとったら取るに足らぬ存在かも知れぬが、私にとっては大切な夫だからな!」 そう言い、景子は謝意を伝える為に深々と、頭を下げた 「………仕方ないわね……貴方の顔を立てて許してあげるわよ!」と言いサッサとその場を離れて行った 眞人は烈を見送り……「凄い子だな………」と呟いた 景子は「背負うモノの重さが違うからな!」と答えた 眞人にはその背負うべく重さは解らなかった 解らなかったから、その日以降、眞人は何かと烈に会いに大学に通った 知りたかったのだ………彼が背負う荷物の重さ…………と謂うモノを だから何かと理由をつけて烈に会いに行き話をする様になった 倅の理人も烈にすっかり牙を抜かれていた 理詰めで論破………それでも反撃しようモノなら竜馬に論破されまくり、意地も矜持もボロボロにされ……… 「降参です!許してください!」と泣きながら謝罪させられた 烈は笑って「ならは、貴方はボクの為に働ける存在になりなさいよ!」と言った その日から【R&R】のメンバーや烈と親しくなった 理人の嫌味な性格は烈や竜馬、そしてメンバー達により強制されて行った そして眞人の仕事環境も良くなかったから、ヘンリーが大手のスポーツジムに紹介したりしたりして改善されて行った そんな日々は………、皆の想いに恩を感じて幸せだと想える生活になっていた 男前の妻は美しく、誇りだった 自分はゲイだけど、彼女を愛して良かったと心から思った 妻だけを愛して、余所見はしない こんな日々が永遠に続くのだと信じていた …………が、そんな幸せが呆気なく崩壊した オックスフォード大学 銃乱射事件で……岸谷景子は流れ弾に当たり………即死だった 絶望に暮れる眞人は何度も何度も妻の後を追い、自殺未遂をした 理人が烈に助けを求める程に悲惨な状況だった 烈は眞人を倭の国へ連れて来た 理人も一緒に帰国して来たのだった 無気力な眞人に生活の為に仕事を与えた 先ずは体育教師の資格を取りなさい!と言われ、この年で勉強と仕事を両立させた 理人は【R&R】の監査と飛鳥井建設の監査をやってる三木敦美に預けられ学校とバイトに勤しみ忙しく過ごしていた 眞人は妻を亡くした哀しみは………なくなってはいなかった が、眞人には理人がいる そして何度も何度も自殺未遂を起こした眞人に、能面顔の烈が「ならさっさと100%死ねる様に引導渡してあげようかしら?」と謂われ…… 魔界から鬼達を呼び寄せ担ぎ上げ、魔界へと持って逝かれた そして閻魔大魔王様の前に引きずり出されて…… 「この死にたがり………さっさと連れて逝ってくれるかしら?」と告げた 閻魔は喜んで烈の謂う事を聞いてやる 「死因は自死となると罪は重いな! 自死程最悪な親不孝はない! 況してや子供がいるなら、親としての責務を果たす事なく我が子を孤児にする そんな現実見えてますか?」 と閻魔は眞人に現実を突き付けた 眞人は現実を突き付けられ泣いた 愛する妻をある日突然亡くした 打ちのめされ哀しんでいるのは………… 母を亡くした理人だって同じなのに………… 眞人は「生きたいです!生きて行きて………我が子を幸せにせねば…………景子に顔向けなんか出来ません…………」と泣いて謝罪した 「遅いのよ!本当に悲しみに染まってるヤツって何も目に映らなくて嫌になるわ!」 烈はボヤいた 其処に居合わせた建御雷神と素戔鳴尊が 「「そんな事は言ってやるな烈………」」と執り成した 「仕方ないわね!なら兵藤きゅん、やっちゃって!」 烈が謂うと兵藤が「岸谷眞人!」と名を呼んだ 眞人は「はい!」と答えると、兵藤は朱雀に姿を変えて天高く飛んで行った そして戻って来ると「お前の命は俺が管理する事になった!精々倅を苦しめる事なく生きて行け!」と告げた 烈は「繋がった?」と問い掛けた 「あぁ、何とかな、コイツの妻は倭の国で荼毘に伏され、倭の国に骨を埋める気で見守りたいと言ってるんだ!妻の願い位聞けねぇなら生かす気なんかねぇけどな!」 「景子ちゃんの想いだから、何時かボクが相手を見つけてあげるわよ!」 「烈…………俺は景子だけいればいい…」 「景子ちゃんは貴方と倅の幸せを願ってるのよ! そして何時か………恋人を見付けて幸せに笑ってて欲しいって!だから恋人、探してあげるわよ」 「烈………」 「もう死のうなんて思わない事ね! 貴方の命は朱雀が握ってるから、兵藤きゅんが見放したら貴方死ぬわよ!」 「え?…………」 それはそれで恐ろしい……… 兵藤は「精一杯生きやがれ!」と言葉にした 眞人は泣きながら何度も何度も頷いた その日からは眞人は死にたがりを卒業した 教師になる資格を取り、インストラクターの資格を取り、兎に角 烈の出した宿題はクリアしまくりで必死に生きて来た そして今年 桜の季節を過ぎた頃 烈に花見に誘われた 「花見に行くわよ!マヒたん!リヒたん!」 理人は「突然だね………」と何時も突然だが、今回も突然やんか!と想う 烈はそれはそれは優しく微笑み 「眞人たんの伴侶をあげるわ!」と謂う 眞人は「俺は………景子だけ………」と口籠る 「まぁ見てなさいよ! 貴方の好みのドストライク用意したから!」 「好きになれなかったら………」 「その時は好きにならなきゃいいのよ!」 と脛を蹴り上げる! 「恋なんて一瞬で決まるのよ!」 ゲジゲジ踏み付けられ眞人は会うのを快諾した 理人は「父さんさぁ烈に逆らっても無駄だよ! 烈は無理強いなんて絶対にしないんだから! 本能の男なんだから、本能をフル活用してみなよ!」と父を説得 そんなこんなで白馬のイベントに連れて来られ 神楽四季の横に座らせたのだった 四季は何でこんな厳つい男が横に来るのよ!と思っていた もう恋なんてしない………… そう決めて生きて来たのだ 桜林高校、中高合同祭で恋人はレイプされ………苦にして自殺して以来……誰も愛さずに過ごして来た 惹かれた存在はいた 飛鳥井康太 彼の生命の強さに惹かれ………一緒にいたいと想った だがそれは愛じゃないと知っていた 眞人はまさかこんな美しい人間がいるのか?と想った 存在そのモノが美しい そして強い 眞人は一目惚れだった 理人は四季を一目見た瞬間に、惹かれるのを理解した 理人は心の中で『烈、ドストライク用意しちゃったのね………』と呟いた 父 眞人は強くて美しい存在に惹かれる 母がその例だ ゲイだった父が、母に惚れ一途に妻だけを愛して尽くした 愛したら余所見はしない 理人も愛した人がいたら余所見はしない が、理人は美しいって容姿される存在より、一緒にいて安心出来る地味で落ち着いた子に惹かれる 芯の強い女性が好きなのだ 眞人は四季に逢った日から猛アプローチを始めた 烈は四季に「彼は一途に愛してくれる人よ!まずは眞人たんを知ってよ!」と謂われ…… 知る努力を始めていた デートに行く インドアな自分とアウトドアな眞人 合わない気はする だが何時だって笑顔で接してくれるから…… ついつい………気を許してしまう でも超えられない一線はあるのだ 四季は自分の事を話した 眞人も自分の事を話した 元々はゲイだと話した 四季は「………あの僕………タチです!」と訴えた 眞人は「俺に挿れたいなら良いぞ!でも俺は挿れてもあんまり感じないんだよな………」と言葉にする 四季は「誰も貴方に挿れたいとは言ってません!」と訴えた 眞人は「なら四季に挿れても良いか?」と問い掛ける 「………僕にネコをやれと?」 「まぁ愛し合うには役割など些末な事だけど、四季が嫌ならオーラルで構わない……」 「……こんな年いった僕に触りたいんですか?」 「愛に年齢は関係ないよ! 因みに俺は今年で30歳になる! 理人の母は年上で自立した女だった ゲイだった俺が性別などどうでも良いと口説いて結婚して貰った時には景子は38で俺は19歳だった!結婚前に理人が出来て理人が今12歳だから俺は今31歳だ!」 「………僕は今年………35歳ですよ?」 「構わないさ!」 と、強引にオーラルで良いから………とホテルへ誘われた 執拗な口吻にクラクラしてる間に……服を総て脱がされていた そして全身隈無く舐められ… 尻の穴まで舐められた 「あっ……其処は嫌……っ………」 抵抗はした 抵抗はしたが………なんせ体に力が入らない 眞人は「挿れないよ。でも指だけ………」と謂われ指を差し込まれグネグネ動かされた 眞人は律儀に指は突っ込むが………挿れなかった 毎日の様にデートして烈がプレゼントしてくれた病院横のマンションへ連れ込まれた その頃には………指がケツの穴に馴染み……… 指を増やされてるのも解らない位……翻弄されていた 眞人は最後は四季の叉の間に性器を差し込み擦り付け果てる 精液でベタベタにされるのが最初は不快で気持ち悪かったが………今はそれさえ当たり前になりつつあった GWに入ると理人は烈に言われイギリスへと行き、北斗と会っていた イギリスに慣れるまで北斗のサポートを頼まれたのだった 四季は初めて眞人の家へ招待された 2DKのマンションは烈から倭の国で生活する時に用意された部屋だと教えてくれた その部屋に四季を連れて来れないから、病院の上のマンションを烈に借りていたのだ その日も眞人の料理を食べて片付けてお風呂に入り……ベッドに雪崩込んだ お尻の穴に指を突っ込まれグネグネ前立腺を擦られ………蠢く腸壁に翻弄されていると 「そろそろ俺を欲しくならない?」 と眞人が問い掛けた 四季は強かって「欲しくならないって言ったら?」と問い掛けた 「強要したい訳じゃない…………性欲を処理したい訳じゃない 俺は四季と愛し合いたいんだ! 一つに溶け合いもう離れたくない程に愛し合いたいんだ!」 と謂われ陥落 「欲しいって指突っ込んでたら解らないの? 僕………其処は処女だから優しくしてよ!」 精一杯の強がりで謂う 眞人は感激して 「愛してる四季! 俺は愛したら一人だけだ! 妻を亡くさなければ………俺は他は見なかった 今でも妻を愛してるけど………それは死者悼む愛だ お前を欲しがる愛じゃない  そんな俺だけど………愛してくれる?」 何よ!コイツ!甘え上手じゃないか! それよりも………欲しいって! もう止まらない 挿れて擦って貰わなきゃ……終われない 四季は眞人の指を締め付け 「早くっ……もぅ………挿れてぇ……」と哀願した 眞人は四季の足を抱えるとローションを自分のペニスに垂らした 「痛かったら言って………あぁ、何か幸せ過ぎて挿れたら直ぐにイキそうだよ!」と謂う かなり大きく傘を張ったペニスがジワジワ四季の中へ中へと入る 腸壁が待ってました!と戦慄き裸泡立つ 眞人の背中を思い切り抱き締め……… 総て入るのを待つ かなり長いし、太いし、最悪の武器は四季の中へ収まるとドクドク脈を打ち……… その快感に四季はイッてしまっていた 「四季……イッちゃった?」 「お前が焦らすから……あっ…太いってば!」 「愛してる四季!」 そう謂うのに、執拗な口吻で返事を言わせてくれない そして唇が離れると四季は 「僕と愛してるよ眞人!」と謂う その告白に………思わず眞人はイッてしまった 腸内が熱い飛沫が飛ぶ 四季はその熱さに「ゃぁ…………」と言い離れようとした が、眞人は四季を抱き上げ上に乗せた 串刺しにされた体が更に深く眞人を飲み込む 「眞人ぉ………イッちゃう………」 こんな早くイッた事なんてない だけど今は………翻弄され過ぎてコントロールさえ出来ずにいた 乳首を摘まれ齧られる それさえも快感に変換され……イキそうになる 眞人の長くてゴツい指が四季のペニスを掴む 根本を握られ射精さえさせてもらえない 気が狂いそうになる程、眞人を求めた 眞人も気が狂いそうになる程、四季を求めた 四季のアナルは眞人の出した精液が白く泡立つ程に、眞人の抽挿が更に早くなる 「イクッ…………イッちゃう………イカせてぇ眞人ぉ〜」 「俺もイクから一緒に!」 眞人の指が離れると同時に四季は射精した 四季のアナルからは眞人の出した精液がダラダラと流れ出ていた 四季は軽い痙攣をして精液を垂れ流していた 力ない眞人のペニスが抜け落ちると、パカッと開いたままの四季のアナルからは眞人の精液が流れて出ていた 眞人は指を突っ込み、精液を掻き出していた 「ゃ…………また欲しくなる………」 腰を捩り抵抗する姿は扇情的で誘ってるって何故思わない?と眞人は想う 「中出ししてゴメンね ゴム付ける余裕なくて…………」と謝り口吻 指は精液を掻き出し、時々四季の前立腺を擦り上げる 「僕………挿れられるの初めてなのに………」 「とても素敵だったよ四季 もう夢中だよ、君を亡くしたら俺はもう生きられない…………違うよ四季! この先の人生、俺はお前だけを愛して生きて逝くから!」 「眞人………こんなオジサンで良いの?」 「四季だから惹かれた 欲しいと想ったし、触ってみたいと想った 四季のコレ………綺麗な色してる……… 自分でもやってなかったの?」 四季のペニスはオナニーさえしてなかったんじゃない?って程に色が綺麗だった 薄ピンクに染まるペニスを舐め回したい!と変態チックな事を眞人は思っていた お尻の穴はもっと美しく、排泄物なんてしてないの?って想う程綺麗な色をしていた 指を挿れた日、そのキツさに処女なのは確信していた そして日々指を突っ込み慣らす作業をしていると、赤く艶めいて美味しそうで無理矢理でも挿入してしまいたかった それを理性でグッと我慢して来たのだ 歯止めなんて効くか! 乳首なんてまるでブロンズ像の如くの美しさで 吸ってみたくて止まらない 四季の中から抜いて、お尻の穴を舐めまくる 美しいお尻 白くてシミもないお尻 揉んで舐めて吸った そして色付く菊の紋を一筋ずつ指でなぞり、舐める そして睾丸を揉みしだき、袋を伸ばして吸った 筋を舌で伝い、アナルに触れる 終わらないセックスに四季はもう何もかも剥ぎ取られ欲望だけ、曝け出された 「綺麗だな、四季のココ」 そして指を突っ込み、綺麗な色のペニスの皮を捲る 「コレも綺麗だ!」 イボイボを舌でなぞり、その感触を楽しむ 四季は「僕も食べたい、眞人の………ぁれ………」と謂うとシックスナインの体勢になり四季の顔に眞人はペニスを突き出した 精液で濡れた眞人のペニスは赤黒く…… 「相当…使い込んでるじゃん君の…………」と少しだけ妬く 「ごめん……此れからは四季のだけのだから!」 そう謂われると愛が募る 四季も眞人のペニスを舐めた     だが太いから口に入らないからペロペロ舐めた そのたどたどしさに眞人は堪らなくなった  四季を抱き寄せ足を抱えると、四季の中へ挿入した また一つになり………狂った様に求め合い口吻た 「俺のだ…………総て俺のだ………四季!」 「そうだよ、君のだから…………ずっと愛してよ!」 その夜は止まらず挿れっぱなしで目が醒めた 中にまだ眞人の感触があり……… 蠢く腸壁は歓喜して眞人を締め付けた 昨夜 アレだけ犯ったのに眞人のペニスは衰えてはいなかった ギンギンのビンビンで、四季は腰を動かして眞人を味わった 眞人は「俺が寝てるのに勝手にやらないでよ!」と抱き寄せられ耳元で囁かれた 「こんなに欲しがりじゃなかったんだよ僕は セックスなんて何十年としてなかったのに……責任取ってよ!」 「取るよ、責任!なら四季を嫁にする 籍を入れよう!」 「僕は………神楽からは抜けられない!」 責任があるのだ 代々続く家と学校を守る責任があるのだ 爺やも年には勝てず昨年他界した 家を守って来た存在は、殆どが黄泉へと渡った だから今は使用人さえ雇ってはいなかった ダダ広く機能性でない屋敷は烈に譲渡した そして自分は学園近くにマンションを建てて、その最上階に住んでいた 他の部屋は賃貸に出していた 管理は烈の系列の会社がやってくれていた 宗右衛門の事業に管理会社と掃除会社があるらしくて、管理は一手に頼んだ その代わりに屋敷を譲渡したのだ 眞人は「烈から養子に行けと言われてる! 養子になるよ、四季と養子縁組して夫婦になる!」と告げた 責任は取る 其れが愛してると告げてセックスした者の務めなのだ 四季は眞人の言葉を睦言だと思っていた が、服を着た状態で飛鳥井神威の事務所に連れて行かれた 散々抱かれヘロヘロで腰が立たなくなった 腰が立たない経験なんてした事ないのに……… 眞人はセックスした翌朝、四季と共にやって来たのだ 神威は総て烈から頼まれてるのか? 「おー、やっと来たか! 一発犯るのにけっこう時間掛かったな!」とボヤいた 眞人は「俺は真剣交際してるからな! そんな、ぞんざいな扱いなどする筈なかろうが! 取り敢えず俺は神楽四季の養子になる 理人は四季の孫的な存在になるのか?」と問い掛けた 神威は「お前が神楽四季の戸籍に入り息子となるなら、理人は四季の孫だわな!」と答えた が、面倒臭そうに 「まぁ戸籍の呼び方なんて些末な事だろ! 愛したなら伴侶になる、それだけだ!」と謂う 神威に養子縁組の手続きを頼み、書類にサインして判を押す 何か強引に……どんどん話が進んて行く 養子縁組の総ての手続きが総り、名実ともに二人は離れられない関係になると、四季は眞人に高級なレストランへ誘われた 上質なスーツに身を包む 眞人は「このスーツは烈からのプレゼントなんだよ!」と嬉しそうに話す 四季は「トンプソン?」と問い掛けた 「そうだよ、結婚祝いに烈とメンバーとでプレゼントしてくれたんだよ!」と言い四季にもスーツを手渡す 理人は「あのさ、僕のいる所でラブラブなの止してよね!」と謂う 理人もスーツを着ていた 理人は四季の事を「四季ちゃん」と烈と同じ呼び方をしていた 「早くしないと四季ちゃん、父さん!」 支度を急がされやって来たのが高級レストランだった 一見さんは絶対に入れない!そんなレストランへ入ろうとするから慌てた 「こんな高級なレストラン………一見さんは無理だよ!」と謂う だが眞人は「大丈夫、中には烈がいるから!」と言いズカズカと入って行く レストランの中に入ると他の客はいなかった 眞人は「遅刻したか?」と慌てて問い掛ける すると「ギリセーフよ!」と烈の声がする 良く見れば…………烈がいた メンバーがいて……康太と榊原と聡一郎と隼人と慎一がいた 竜馬は二人にシャンパングラスを持たせ、理人にコップを持たせた 康太は「結婚おめでとう!」と言い乾杯をした 四季は「え?康太?何故いるんですか?」と不思議そうに問う 康太は笑って「お前が眞人と結婚したから祝いに駆け付けたんだよ! 理人は今 鷹司の所へ通い書生をしつつ実践教育を受けて桜林学園理事長になるべく叩き込まれている!名実共に四季は伴侶と後継者を手に入れたって事になる!」と言葉にした 四季は「学園の後継者は音弥です!」と答えた 「此処で九曜の地は絶たねぇとならねぇと宗右衛門の占いが答えを出した! オレの子の果ては宗右衛門が決めて据える! それは既に決め事だかんな! オレは宗右衛門の出した【答え】に手も口も出せねぇし出す気もねぇかんな!」 「ならば………理人に……こんな荷物を背負わせると謂うのですか?」 「まぁそう言う事になる! が、どう見ても音弥よりも理人の方が学園長に向いてるじゃねぇかよ!」 「音弥は………音弥は納得してるのですか?」 「あぁ、烈が告げた 『音にー!ボク達と飛鳥井を盛り立ててよ! 神楽にお嫁に逝かないで!』って泣いて頼んだから、音弥は陥落して『神楽には絶対に行かないよ!僕は飛鳥井音弥だもの!』と答えた だから気にする事なく理人に継がせろ!」 「康太………」 料理が運ばれ、皆で楽しみ宴会が始まった そして堅苦しい祝いの後は飛鳥井で宴会となった 四季はまた美しくなった  愛されて磨かれ美しくなった そして艶を帯びた四季に、眞人は専業主夫になってくれ!と謂うのだった が、四季は学園長としての座は譲る気はないから!と仕事をしていた 眞人と理人は四季のマンションに引っ越して来た 夫婦の寝室 リビング キッチン そして隣の部屋を、理人の部屋にした 新婚の声が聞こえない環境は大切だと烈が決めたのだ 普段はダダっ広いリビングで過ごす が、理人は飛鳥井で過ごす方が多く……… 新婚家庭は熱く、キッチンでも繋がりセックスしまくりとなっていた 妬いた眞人はしつこく、キッチンで始め、寝室へ行き、風呂場でも繋がり離さない 愛され疲れなど知らなかった四季が…… 愛され疲れと謂うモノを初めて身を以て知った が、眞人のペニスは愛しい 求められれば濡れてしまう……… 最近では自分から誘う事もある 本当に恋は突然で……… 恋に堕ちる………沼にはらむ 自分のアナルが眞人のカタチを覚えて…… 蠢く自分がはしたなく……とても満たされていた でも………どうして僕がネコなの?? 眞人に串刺しにされ、乳首を齧られ 「あぁん………イイッ………眞人ぉ……イッちゃう………」 と甘えて哀願するのだ 気持ち良すぎて………この快感と愛に満たされていた 愛してる の魔法に掛かった もう二度と誰も愛さないと誓ったのに………… 「ねぇ眞人、僕幸せだよ!」 「四季!愛してる!」 と止まらぬ夜を迎える

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