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第75話 京都 小話

烈は京都に到着して 「さぁ行くわよ!」と燃えていた 翔が「何処へ行くの?」と問いかけると 「京都・大原の三千院♪」と歌い出した ガイドブックを熟知した大空が 「京都大原三千院は、1200年の歴史を持つ天台宗の門跡寺院 国宝の阿弥陀三尊像を祀る「往生極楽院」や、杉木立と苔が美しい「有清園」に佇む「わらべ地蔵」が有名で、特に紅葉や新緑の季節は絶景だとの事だね! 僕達も行くよ!一緒に行こうよ!」という 太陽が「JR京都駅/京阪三条駅から京都バス17・18系統「大原」下車、徒歩約10分と謂うから、丁度京都駅近くにいるんだし行くよ!」と言いバス停を探す 竜馬と【R&R】のメンバーが同行して付いて行く バス代は子供一人、大人13人分を支払った 響と奏 レイ 凛 椋 一希は一陽と英生と花山院に京都水族館へ連れて行って貰っていた まぁ小さな子が仏像見ても………だから大原三千院へ行くと言うと水族館へ連れて行くと申し出てくれたのだ 烈との行動は兎に角歩く 歩いて歩いて歩きまくる 大原三千院周辺には、声明の聖地「勝林院」や庭園が美しい「宝泉院」、寂光院など、歴史ある天台宗の寺院が集まっていて、徒歩圏内に実光院や来迎院など、静寂な時間を過ごせる穴場スポットも多数あるとガイドブックには書いてあり、それを回るつもりだった イーサンとフレディは建築家と謂う事もあって、建造物の美しさに見惚れていた 烈は仏像の美しさに「何時見ても美しいわ!」と呟いた そして料亭でお昼を食べた 一見さんはお断りの料亭だが阿賀屋が着いて来てるから女将は目の色を変えて座敷にお通ししてくれた まぁお支払いは烈と竜馬がしたのだが…… そして昼からも大原三千院近くの仏閣や庭園を堪能し、帰りもバスで帰った バスを乗り継ぎ旅館まで向かうと、皆が帰宅していた 康太は「お前等は何処へ行ってたのよ?」と聞く 翔が「京都大原三千院近くの仏閣や庭園を満喫して来ました!」と答えた 「じじくぇ!」と康太は思わずボヤいた 烈は「明日は祇園を練り歩くからいいのよ!」と謂う 竜馬は「ならさ、香りの専門店 祇園二井三へ行く?」と問い掛ける 「良いわね!その後は甘味処へ行きましょうね!」 阿賀屋は「お〜甘味処!」と喜んでいた 皆 ガイドブック片手に明日は何処へ行くと話す 烈は「響と奏と一希はボクが面倒見るから、一陽も英生も行きたい場へ行って大丈夫よ! にーに達もね!ボクと付き合って我慢する事ないからね!」と詫びた 翔は「え!我慢なんてしてないよ! 本当に今日は美しい場所を沢山見れて良かったと思ってるし!」と笑って言う 皆は頷いていた 流生は「ならば明日は嵐山に行って来るね僕は!」と謂う 烈は「嵐山?渡月橋と嵯峨野トロッコ列車ね! 楽しんで行って来てね、ボクは……まだ体力戻ってないから近場をウロウロするわ!」と残念がった 「違うよ!烈!フラワーパーク嵐山に行き、烈に綺麗な花を沢山写真に収めて来るんだよ!」 「あら?素敵ね!流にー! 凄く嬉しいわ!」 一生が「ならば俺は流生に付き添う事にするわ!」と謂う 聡一郎も「なら僕も付き添うよ!」と謂う 大空は「僕は烈と共に匂い袋を買いに行くよ!」と謂う 「え?にーに達は行きたい場所ないの?」 「僕達も匂い袋はリストに入っていたから大丈夫よ!無理してるんじゃないし、我慢して言ってるんじゃないから!」 「なら良いんだけど………」 御影は「烈、明日は市場に出掛けるから!」と謂うと花山院も「俺も市場へ行くつもりだ!」と謂う 英生も「俺も行くんで、飛鳥井へ帰ったら当分は京料理を満喫しましょう!」と笑う 最近 ちょくちょく仕事をしている英生だった 給料は飛鳥井に食費を払って後は小遣いと貯蓄だった だからこんな時こそ、使うぞ!と力が入っていた 康太と榊原も「オレ等も祇園をウロウロしてるから烈見かけたら奢って貰おう!」と笑う 「辞めてよ母ぁーさん、真央たんばりに集らないでよ!」 阿賀屋は「細かいを申すでない!」と一蹴する 翌日は祇園で匂い袋を買った 響と奏は香りには口煩くて匂い袋を吟味していた 一希は『伽羅香で!』と注文するから 竜馬は伽羅香の匂い袋を探して買ってやっていた 翔は流生の分の匂い袋も選んでいた 家族の分の匂い袋を購入して、やっとこさ甘味処へと向かう 甘味処は空いていて全員入っても良いと言われ、店内に入り皆で其々好きなのを注文した 途中 康太からラインが入り 『今 伊織は市場で目の色変えて野菜を吟味中だから、お前に奢らせようと思っていたのに………残念だが市場から動こうともしねぇから無理だ! と謂う事で何でも良いからお土産頼むな! 夕飯後に食べられるスィーツが良いな!』 と好き放題書いてあった 烈はそれをメンバーに見せた ヘンリーは「奢れと言う事なのね………」と理解した メンバーは皆で出し合い夕飯の後に食べるスィーツを全員分購入した 大空は「僕達の分は自分で買うから!」と遠慮する テービットは「構わへんで!康太はんの無茶振りには慣れてますからな!」と笑う 音弥は「母さんと烈は本当に無茶振りするからね!」と困った顔でボヤいた 夕方になると皆でホテルへ戻り、夕飯を食べて紫園の能を見に行く そして帰って来てスィーツを食べて皆で楽しく話をしていた まぁ飲兵衛は此処でも楽しく飲みまくりだった 流生は嵐山から戻ると楽しい話を沢山聞かせてくれた 三連休は皆 其々楽しみ過ごし横浜へと帰って行った 後日談 宅配で送る荷物は全部、帰宅する日に指定して、ついでに時間も指定した 帰って来ると宅配業者がピンポン押して、時間通りにやって来た 段ボールを幾つも幾つも運び込み……… 玄関からの出入りは不可能になる程に荷物が届けられた クール便で届けられたのを優先して、キッチンに運び込む 京野菜の数々が姿を現した 英生が一つずつ手渡すと、一陽が洗い慎一に渡した 慎一はジーブロックとタッパを出して、保存して行った 榊原は夕飯用に幾つか貰い調理する 荷物の山の中に何故か神威の名前の荷物があり、康太は「お前送り先を間違えたのか?」と聞いた程だった 神威は「違うって!乾物のツマミになるのを買って送ってるんだ!」と訴えた 段ボール一杯の乾物のツマミを見て 「お前、どんだけ飲む気よ?」とボヤいた 「まぁ良いじゃろ!気にするな!」 その顔は魔界の覇者に酷似してて…康太は苦笑して許すのだった 烈の部屋には友人の描いた絵と、流生が嵐山で撮った花の写真の中で心惹かれるショットをパネルして飾っていた 烈はそのパネルを見て 「次はボクも行きたいわ!」と呟くのだった 京都 二泊三日の旅は終わった 雨ばかりだったが、とても楽しい旅となった

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