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「……っんは、はぁはぁ……っ」
「セーラ、きつい?大丈夫……?」
「だいっ、じょうぶ……っ。ちゃん、と……気持ち良い……から……ぁっ♡」
「それは良かった」
大きな手に優しく頭を撫でられる。兄であるがマーシャに撫でられるのがかなり好きみたいで、とても安心し、肩に顎を乗せ、休んでいた。
激しく動く手前、彼はいつもオレを気遣ってくれる。本当はパンパンに張り詰めているのはお前のモノのはずなのに、と自分のナカにまだ半分しか入っていないモノを思う。
今回は自ら騎馬上位したいと言い、やってはみたものの、震えてなかなか最後まで入らない。上部を何度か行き来してるだけだ。
(でも、そろそろ動かないと)
ベッドについた腕を曲げ、助走を付けるが、
「あっ…♡♡ま、って……♡ごめんな、ひゃぃ……」
これの繰り返しだった。恥ずか「死」とはこのことを言うんだろう。顔を両手で隠していると愛しい人が名前を呼んだ。
「……僕が動かしてもいい?」
腰に彼の手が当てられる。熱い。
「や、やっ……オレが、いれるの……っ。だから、国王は休んでいて……」
「うーん。それはちょっと無理な相談かな……?セーラのフェロモン、どんどん濃くなるからっさ!」
ずんっ。
「……お"っ♡♡!!」
目の前で花火が弾ける。下腹部の奥に異物が侵入しただけでなく、熱を持った何かが外へと吐き出した。その何かが分かる前に腰を動かされる。スタートにしか過ぎなかった。
「お"っひ、あ"っ、あぎっ♡♡!!あ"〜〜っ♡♡!!」
腰を掴まれ、上下に激しく動かされる。ナカがマーシャのイチモツを離すことはなく、寧ろ自分から離したくないときゅうきゅう締め付けており、その触れる全部が快楽となった。
「おぎゅっ♡♡お、お"っお"っ♡♡!!」
奥にキスをされる度、快楽の電流は大きくなる。体をしならせ、人語を話さない動物化してしまう!
汚い喘ぎ声が出るのを隠したいが、快楽ピストンの中、手は宙ぶらりんと元の機能を持っていなかっ
「奥、ね……」
「ちがっ……う"っっ♡♡♡♡!!!!」
何も言われていないのに、両足が雄を受け入れるポーズになってしまう。変態だ。でも、気持ち良い。今はそれしか考えられない。
「お"♡っ、ぁああああ♡♡♡♡!!!」
「あれ?セーラ、射精してないね」
隠していた左目が勢いで顕になる。エメラルドにマーシャを捉えると、彼は優しく笑い、何かを呟いていたがオレの耳に情報として入ることはなかった。
「そろそろ、いい?」
「あ"ーッ、あ♡♡、マーシャ、気持ち良くなっ……てぇ……♡♡」
「んじゃあ、イくよ?イきたかったら我慢せずイってね……んっ」
なんで?急に抱き締めてキスをするんだ??
(あ、でも……気持ち良い……♡こんなにオレだけが気持ち良くていいんだろうか?オレ、兄なのに……)
「セーラ」
「……マーシャ♡♡??」
「セーラ、我が愛しの運命の人よ。貴方に出会えて良かった……」
「……!!お、オレも。マーシャが、マーシャがたくさんいっぱい幸せをくれたんだ。マーシャじゃなきゃ、マーシャじゃなきゃオレは今、生きていない……っ、はぁああっっ♡♡♡♡!!!」
「あっ、あ……セーラも、イって。たくさんイって」
「あっ♡♡、あ"ーーっ♡♡!!イグッ!マーシャとひとつになるぅううう♡♡♡♡!!!っ、♡♡♡♡」
腹に熱いものが広がってきて、オレは何度目かの射精を終え、そのまま意識を手放した。
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