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第85話 凌辱   *レイプ描写有り

「じゃあまずオレからね」  オモテリが軽い口調で言い、自らもジーンズと下着を下ろすと、黒崎の細い腰を抱え上げ、双丘を広げると、猛り勃った自身を、黒崎の奥深い場所へ乱暴に挿入した。 「――――!」  いきなりの挿入に、黒崎の体に引き裂かれるような激痛が走る。  ガムテープで塞がれた口からかすかな呻き声が漏れ、大きな瞳からは涙がとめどもなく零れ落ちた。  首を横に振って必死に逃れようとするが、オモテリの手はしっかりと黒崎の腰をつかみ、タダマに顔を押さえつけられる。  オモテリは最初から容赦なく激しく動いた。 「うっ……、すげー、せま……。女よりもよっぽどイイ……。最高……」  快感に掠れる声を出すケダモノ。  黒崎は激しい苦痛と嫌悪感に吐き気をもよおした。  ずり上がって逃げようとしても体はビクとも動かない。  ……誰か、助けて……。沢井先生……。  絶望の中、黒崎は懸命に沢井の名前を呼んでいた。 「おい、オモテリ、まだかよっ。早くイケよ。オレらだって、やりてーんだからよ!」  タダマとウラワが、オモテリを急かす。 「待てよ……、もう、ちょっと……、うっ……」  オモテリは低く唸ると、黒崎の奥深くで勢いよく放った。  黒崎は耐えきれないくらいの嫌悪感を覚えたが、オモテリの凶器のようなソレが出ていってくれたので、一瞬、激痛に強張っていた体から少し力が抜ける。  だが、それこそ一息さえおかず、今度は別のケダモノの凶器が強引に挿入されて、再び地獄のような時間が始まった。

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