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カフェオレ㉘
「今日は情報過多で頭がおかしくなりそうだ。
まあ。いい。この事は内緒なんだな?」
「・・・・すいません。」
深々と頭を下げるとぽんと手が頭に乗る。
「まあいいよ。俺の番号これな。
知られたくないなら非通知でかけろ。」
そう言って携帯の番号を教えてくれた。
番号を打ち込み携帯を仕舞う。
修さんは俺をじっと見つめると
「佑の事。頼むぞ。連絡待ってるから。」
そう言って 来た道を戻っていった。
信じて貰えるとは思わなかったし
胡麻化し方は他にもあった。
でも。
今はそうすべきじゃない。
後ろ暗い事があるなら尚更 余計な嘘を
つくような事は 絶対にやってはいけない。
佑さんが一番信用している人だ。
急いでシャッターを半分下ろし店の中に入って
残り全てをしっかりと下ろす。
中から鍵をかけ 店の電気を消すと
裏口から出て鍵をかけた。
佑さん。
春はそのまま走り出し 家へと向かう。
テーブルに置きっ放しの携帯が暗闇に光り
LINEの通知が画面に映って ふっと消えた。
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