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第4章の9(←マリアの君のバスローブ)

「どうしたんですか? 言って下さいよ。」 「いや…親父が赤ん坊の俺を抱いてる写真があって…それを見てるとなんだか親父の方が自分に思えるような、不思議な気分なんだ。」 「じゃあ、お父さんも金髪が似合ったでしょうね。」 「そうだな、って、何を言わせる。」 二人で笑うと、ZENNは起き上がり、何か飲むか、と尋ねてくる。 いいですね、と答えると、ZENNはベッドを滑り降り、 白のバスローブを羽織って、マリアには黒のバスローブを投げてくれた。

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