4 / 9
第4話 R18
「んっ。んんっ。んぁっ。」
口内に互いの舌を滑らせ、糸を紡ぐ。
くちゅ。くちゅ。部屋の中で官能的な水音が響き、モノの興奮を誘発させる。兄さんのそれも、芯をもち勃ちあがろうとしていた。
「んんっ。しゅ、まっ。んぁ。すきぃ。」
快楽に溺れる中での兄さんの愛情表現が可愛すぎて、僕のモノが完全に勃つ。
「ひぁっ。」
自分の手を兄さんの後ろの双丘へとのばす。
「兄さん、やっぱり怖い?」
ビクリと肩を震わせた兄さんに尋ねる。
「そっ、そんなことない!はやく、きて、秀磨。」
兄さんは首をぶんぶん横に震わせてそれを否定する。その必死な姿がまた一段と可愛い。
「そっか、よかった。」
確認が終わったところで、指を入れていく。昨日あの男に弄ばれたあろうそこは、やはり柔らかく容易に開いた。しかも、中があの男の精子でドロドロになっている。・・・むかつく。
「んんっ。」
中で指を動かし、精液をかきだしていく。
「んっ。ふぅんっ。」
前立腺にあたったのか、兄さんの唇からは甘い声が漏れている。
「んんっ。んっ。ふぁっ。」
「好きだよ、兄さん。」
耳元で愛を囁いて、とろんととろけた瞳をみつめる。
「あぅっ。」
双丘の中から指を抜く。入り口はひくひくと震えていて、モノを受け入れたがっている。
「じゃあ、入れるよ。」
「んっ。」
声をかけると、兄さんが後ろを向いて腰をあげる。
「きて、しゅーま。」
「~~~兄さん、それ反則だから。」
ズッ。
「んぁあ。」
可愛すぎる兄さんの誘惑に理性がいくつかふっとび、手加減を忘れて奥まで突く。
「んっ。んぁあっ。あっ。ひぁっ。ああっ。やあっ。」
深く、深く。何度も何度も奥を突く。
「好きっ。好きだよ兄さん。愛してる。」
そして何度も愛を告げる。
「ああっ。おれっ、もっ、すっ、きぃっ。あぁっ。」
激しい快楽に果てながら、兄さんもそれに応えてくれる。中がヒクヒクと震えていて、快楽の跡が残る。
「でもまだ僕はイってないんだよね。兄さん、向き変えるよ。」
ズポッ。
「ふぇ?」
一度モノを抜き、兄さんを前に向かせて再び突く。
「ああっ。」
「好きだよ、兄さん。」
ちゅく。ちゅく。舌を絡めて再び糸を紡ぐ。それは、甘い、あまい、蜜の味。
「んんっ。んっ。んぁ。」
好き。好きだよ、兄さん。大好き。愛してる。
「はっ。」
唇を離す。
「誰にも渡さない。あの男にも、他の奴らにも、絶対に。兄さんは、僕のものだ。」
感情にまかせて思うがままに腰をふるう。
「あっ。うんっ。うんっ。渡さないでっ、離さないで、しゅーまっ。俺は、しゅーまのものあっで、しゅーまは、俺のものだよ。あっ。ああっ。」
喘ぎながら、嬌声を漏らしながら兄さんが僕の声に応えてくれる。ああ、ほんと、大好き。
「兄さん、世界でただ一人、愛してる。」
兄さんのとろんととろけた瞳を見つめて、愛を告げる。
「俺も、秀磨を愛してる。秀磨さえいてくれれば、他のことはどうだっていい。秀磨、世界でただ一人、好きだよ。愛してる。」
ああ、なんて幸せな言葉なんだろう。なんて嬉しい言葉なんだろう。
兄さん。僕もだよ。兄さんさえ僕の隣にいれば、傍にいれば、存在していれば、他はどうなったっていい。兄さんのためなら、世界だって滅ぼしてみせる。
「あっ。もっだめっ。イクっ。イッちゃう。」
「いいよイッて。僕もそろそろイきそうだから。一緒にイこう?」
そう言って、腰の煽動を強くする。
「あっ。ああっ。あっ。イクっ。ぁあああああ。」「んっ。」
「愛してる。世界でただ一人、あなたのことを。」
ともだちにシェアしよう!