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第2章 オーディン 【10】 愛するということ

ずちゅ…ぬちゃ… 侵入する指の数を増やしながら、シルヴィの感じる場所を攻めてゆく。 何日もかけて探り当てた場所はわかっている、耳が弱い事も。 耳たぶをなめ、吸うと腰が跳ねる。 『あぁあああっ…!だめぇ…そこっ…』 ぬちゃぬちゃと耳奥にまで舌を差し入れ、指で絶え間なく聖地を抜き差しする。 『…ぁ、ぁああ…』 私の与える快楽に、天上の鈴の音の如き心地よい声音で喘ぐシルヴィがたまらない。 「可愛い…かわいい私のシルヴァリオン…」 聖地に入れている指を2本に増やし、広げるようにグチャグチャとかき回す。 『あ、ぁ、あ、ぁっ?…なに…?』 『はぁ…んん!! あぁ、あっ!やだっ…!あうう!!!』 抵抗が激しくなる前に、再び腰を抱き込み聖棒に舌を添わせベロンと舐めあげた。 「あぁ…かわいい、可愛くてどうにかなってしまいそうだ」 聖地の中にあるシルヴィが感じる一点を内部で激しく擦り上げた。 『あぁあああああああつ!!』 ビクンビクンッ!! 汗だくで息を乱し呆然とするシルヴィを抱きしめ「中でイッたね…気持ちよかった?」と聞くが、聖地だけでイクというはじめての経験に理解が追いついていないのか、汗だくの顔で私を信じられないとでも言うように見つめてくる。 もう眠っている間に何度も経験してるんだけどね、と心のなかで苦笑する。 足が小刻みに震えているが、私は早く入りたくて仕方がない。もう良いだろう? 汗にまみれた両足を抱えあげ、聖地に私のペニスをあてがうと、涙目になったシルヴィが頭をイヤイヤと振っているのが見えた。 もう待てないんだ…すまないと思うが止まれないんだ。 瞼に口づけ、耳に唇を寄せ 「だいじょうぶだから、優しくするから…オレにシルヴィを…くれ?」と懇願する。 透き通るライラック色の瞳が涙をあふれさせ、コクンと頷いてくれたのが見えた瞬間、私はようやくその聖なる園にペニスを押し込んでいった。 ググググと押し付ける、強烈な圧迫感に私のペニスにも痛みが走る。 「力を抜いて…だいじょうぶ、もうほぐれてるからっ、入るはずだから」 シルヴィが力を抜いてくれたのか1番太い部分がズルンと侵入に成功した。 「シル…ちから、抜いて?もちょっとゆる…め、て」 私の痛みの数倍もシルヴィは痛いのかもしれない、あんなにも日をかけてほぐしたというのにだ。 口をパクパクさせ全身で突っ張り私の体を離そうとする、体中が汗にまみれている、苦しいのだろうか。 だはここまできたら引き返せはしない、ガクガクと震える体を抱きしめ 「ユックリ息を吸って…だいじょうぶだから、愛してるんだ…シルヴィ」と言うとフッと体から力を抜いてくれた。 シルヴィの性感帯を舌で攻めながら、ユックリとペニスを押し込んでいく。 入り口で抜き差ししているとグチュグチュと卑猥な音が部屋に響く。 あぁ…なんという熱さ、気持ちよさだ、私はとうとうシルヴィと1つになれたのだ――― 快感を貪っていると『…ぁあ!!だめ…そ、こは…っ!』と一際高い声があがる。 ああそうだな、ここは聖地の中の聖地、シルヴィの感じる場所だ。 ズル、ぬちゅ―――と何度もそこを攻める。 『あ、あっ、ぁ…』感じているのか…なんと可愛らしくいやらしい顔をするのか。 『うそ…ぁあ…』みたびゆるく立ち上がった聖なる棒に驚き、自分で抑え込みこれ以上感じまいと抵抗しているようだ。 その手を離させ、さわれないようにベッドに押さえつけた。 『やぁ…も…くるし…イキ、ったくな…あぁ…』請うように見上げる顔が愛しくてたまらない…… 最奥を目指しペニスを突き上げた瞬間、いまだかつて感じたことのないほどの快感が全身を駆け巡った。 「あぁ…信じられない…なんだこの、クゥッ…」 シルヴィの聖棒からもピュピュと少しの精が吹き上がった。 スゴイ締め付けと、蠢く内部に私まで達してしまいそうになる。 「あぁ―――シルヴァリオン…最高だ、気持ちいぃ…こんな、こんなになって!」 腰に腕を回し、膝の上に乗せるように抱き上げ、最奥をゴスゴスと突き上げた。 『…ゃさ、っ…する、ぃったぁぁん…ん、んっ』 シルヴィの非難の声を無視するかのように腰を持ち、上に引き上げては抜ける寸前に下へと押し付け、深く深く快感を貪る。 ズンズン…じゅぷっ!ヌチュッ! 狭い聖地をかき分け、これ以上入れないというくらい奥深くまで楔を打ち込む。 「すまない、っ!止まらない…止まれないんだっ」 私の謝罪が耳に届いているかは定かでない、焦点の合わぬ瞳が宙を彷徨い体は快感故かガクガクと震えている。 ズチュぶちゅ…ぬちゅっ   ローションの水音が更に私を煽ってくる。 『し、ぬぅ…やぁ…も、出な、ぃ…』 シルヴィのそこは3度も精を吐き出したというのに、またもやゆるく立ち上がっていた。 限界だった。 聖棒を握りしめ、激しく上下し先端の穴を爪でえぐりながら、シルヴィの最奥にペニスを激しく突き上げた。 『ひぃあ”ああぁ…―――っ!!』 びゅくびゅく!!!! 永遠に続くかのような射精に、腰を突き上げ最後の一滴までも送り込む。 こんな気持いい交わりは初めてだった、これが愛するということか… この夜、私はようやく理想の妃を手にすることが出来た。

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