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あおい と あおい。

あれから2週間。 俺は何の変哲もない日常を送っていた。 冨田先生はいつも通りだし、委員長も何も言ってこない。 もちろん俺からの接触もない。 ここまで何もないと、いっそ夢だったのではないかと思えてくる。 今なんて、委員長とクラスのやつらがプリントを見せろ 見せない でじゃれ合っているし。 至っていつも通り。 とても教師と淫行に及んでいたとは思えない。 (いや、最後まで見てないからしてたかどうかまでは分からんのだけども…) …そうだよな、まさかあの委員長が先生とキスして喘いでたなんて、喘いで………、ッ /////// 未だ耳に残る少し掠れて普段よりも高くなった声。 いつも澄んだ落ち着いた委員長の声が先生に触れられただけで、鼻に掛かったような上擦ったような声になって気持ちいいと呟いていた。 ッ…お、思い出してしまった…//////// 「おーい、今日の日直誰だ~黒板消してくれー。」 はっ!日直、俺だ!! 一人で照れている間に、2限目が始まっていたようだ。 慌てて黒板の前まで行くと、委員長が先に半分ほど消してくれていた。 俺は気まずく思いつつも委員長に声をかけた。 「ごめん委員長、あと俺が消すよ。」 「いや、いいよ。俺も日直だから。」 「へ?」 日直?委員長も? 「?…どうかした?」 「あ、いや。何でもない。」 「そ?」 「うん。…うん。」 委員長も日直、と言うことは放課後二人で日誌を書かなければいけないと言うことか…? 何それ気まずい。とても気まずい。 「よーし、じゃあ始めるぞー。251ページの三行目。今日は…田中、読んでくれ。最後の──」 今日は用事があると言って帰ってしまおうか? いやでもそれはそれで避けてます感が強すぎないか…? 避けててもいいものなのか…?んん…? ぐるぐるぐるぐる。 俺はもう授業どころではなくて、俺が思考に沈んでいる間に、時刻は放課後になってしまっていた。

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