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02

 文字通り、思考停止。一瞬志摩が何を言ったのか理解できなくて、硬直する。そして次の瞬間、それを理解したと同時に顔に血が集まるのが分かった。 「っ、な、に言って……っ」 「俺がしてほしいこと、聞いたのは齋藤でしょ? ……だから、俺にキスしてよ。それとも、やっぱりできない? まあそうだよね、一度ならまだしも、二回も好きでもない男とキスするなんて無理だよね」  志摩は、わざと俺を試すようなことを言ってるのだと分かった。  俺が志摩とのキスを拒絶したことをわかってて、それでいてまた吹っかけてくるのだ。  誂われてると分かって酷く恥ずかしくなったし、同時に、志摩とまた仲良くしたいと思ってしまったことすら悔しくて、俺は、その場から逃げ出そうとする。  俺が、バカだった。志摩には助けてもらった恩義はある、けれど、ここまでコケにされてヘコヘコするつもりは、ない。  踵を返し、立ち去ろうとした瞬間、志摩に肩を掴まれた。制服の下、阿賀松に殴られた体が痛み、堪らず声が漏れる。 「っ、離し……」  離してくれ、と振り払うよりも先に、体ごと壁に押し付けられた。軋む全身。思いっきり志摩の手を引き離そうとするが、それよりも先に唇を塞がれる。  押し当てられる熱い唇に、思考が停止した。  どうして、なんで、とか、疑問が浮かんではシャボン玉のように弾ける。噛み付くように唇を吸われ、舌先で抉じ開けられる。あのときの暗い場所とは違う、志摩の目が、こちらを見てる。じっと俺の反応を伺うように、細められたその目は俺を捉えて離さない。 「っ、し、ま……っん、ぅ……ッ!」  志摩と壁に挟まれ、押し潰されそうだった。首元に回された手の平に顔を固定され、喉奥まで侵入する志摩の舌に、窄まったそこを絡み取られる。  粘着質で、しつこいキスだった。何度も志摩の胸を叩き、押し返し、やつのシャツを引っ張って引き剥がそうとするが、舌を性器のように愛撫されれば、指先から力が抜け落ちそうになる。響く水音、吐き出す息が湿り気を帯び、聞こえてくる何もかもが耳障りだった。 「っふ、ぅ……ッ……ぅ……」  志摩にキスをされていた時間は酷く長い時間とも思えたし、たった数分のようにも思えた。頭の奥がじんじんと痺れ、次第に、抵抗しても無駄だと悟った頃、志摩は俺から舌を抜いた。俺の舌とやつの舌に、太い唾液の糸が繋がり、落ちた。肩で息をする俺を見て、志摩は片目で笑う。 「お礼は、これでいいよ」 「……ッ!!」  俺は、思いっきり志摩を突き飛ばし、そして、今度こそその隙間から這い出るように逃げ出した。  志摩は、追いかけてこない。けれど、足を縺れさせて逃げるその間もずっと、背中にじっとりと志摩の視線が絡みつくのを感じた。俺は何度も唇を拭う。けれど、やつの熱は染み込み、何度擦っても拭えない。  息が苦しい。志摩に触れられた箇所が熱い。  なんなんだ、どうして、志摩は、どういうつもりなんだ。  助けてくれたとき、またわかり合えると少しでも期待した俺がバカだったのか。  どれほど走ったのかわからない。体の痛みも、忘れるほど無我夢中で志摩から逃げていた。バクバクと心臓が今にも破裂しそうだ。  辺りを見渡せば、俺は三年の教室棟まで来ていることに気付いた。  幸い人気はないが、見つかったら怒られるだろう。  けれど、だからといって教室に戻る気にもなれなくて、俺は、ここからそう遠くはない中庭へと向かう。  以前、校内を案内してくれたときに志摩が教えてくれた。中庭は常時開放されていて、そして人気がない。ベンチもあるから授業をサボるならここがいいと。  ……結局のところ、俺は志摩を頼ることしかできないのだ。そう思うと酷く悲しく、遣る瀬無い気分だったが、今はどうしても一人になりたかった。  学園の中庭はちょっとした植物園のような作りになっていた。  高い校舎が壁のように辺りを囲い、その中央ではたくさんの植物が伸び伸びと日光浴を行っている。背の高い木が多く、思考に枝を伸ばしてくれるおかげで日陰も多い。  植物は、嫌いではない。寧ろ、好きだった。  実家の温室では、母親の趣味であらゆる植物が育てられていた。俺はよくそこに玩具や絵本を持っていっては、使用人にそれを読んでもらったりと幼い頃は大半をそこで過ごしていた気がする。  物心ついた頃には使用人の代わりにこっそり花に水をやって、その成長を観察してたときもあった。  植物の匂いや形もだが、なによりも素直なところが好きだった。そんなことを言うと変な顔をされたので他人には言わないようにしていたが、ただ真っ直ぐに花を咲かそうと葉を広げ養分を蓄える姿に生命力を感じるのだ。  中学の頃は一時期園芸部に入ったりもした。けれど……すぐに辞めた。半年も入っていなかったと思う。あまりいい思い出はなかった。  空を覆う緑の葉、斑な影を踏みながら俺はベンチへと向かって歩く。影になってるお陰で校舎側からは人目に付きにくくなってるらしい。涼しい風が心地よく、悔しいけど、志摩のいった通りだと思う。ここは息抜きには最適だ。  逃げて、隠れて、人目を恐れる。何一つ、俺は変わっていない。成長していない。  俺は、間違ってるのか。志摩の言うことを聞いておくべきだったのか。たかがキスくらいでと、どんと構えておくべきなのか。  少なくとも、志摩の気持ちがわからない。志摩は俺のことが好きだと言う。けれど、志摩のいう好きは世間一般でいう恋愛感情とは違う気がしてならない。  同性相手に気持ち悪いという嫌悪感よりも、理解できない相手に対する恐怖心の方が強い。  阿賀松に抱かれてから、自分がおかしくなっていく。心が追いつかない。見失う。俺はただ、平穏に過ごしたかっただけなのに。  風が吹き、木々が揺れ、葉同士が擦れ合う。耳障りのいい音が響き、少しだけ、心が落ち着くのがわかった。木漏れ日が心地良い。全部夢だったらどれだけ良かっただろうか。一生、ここにいたい。そう思えるのは、この孤立感からか。  それも、所詮気休め程度だ。気を抜くと志摩とのキスを思い出してしまい、それだけで思考が乱される。心がぐちゃぐちゃになる。  無息に溜め息が漏れる。心臓を落ち着かせるため、膝に額を押し当てるように背中を丸めた。呼吸を繰り返す。顔の熱は未だ引きそうにない。  …………。  ………………………。  ポカポカする。風が、心地良い。ザラザラとした音も、いつまでも聞いていられる。  気がついたとき、俺は自分が眠りついてしまっていたことに気付いた。  どれだけ寝てたんだ、俺。慌てて起きたとき、俺は、隣に重さを感じた。  え、と振り返って、ぎょっとする。そこには、俺に凭れかかるようにして眠っていたやつがいた。  大ぶりのクマのぬいぐるみ、そして、真っ黒なサラサラの髪。高校生にしては小柄で、華奢な体格。 「……江古田君?」  恐る恐るその名前を口にしたとき、目を閉じていた江古田が目を開く。長い睫毛に縁取られたその薄暗い瞳がこちらを見上げた。 「……あれ……先輩……」 「あ、ご、ごめん……起こしちゃった……?」 「……いえ、問題ないです……ちょっと眠るだけのつもりだったので……」  そう言って江古田は猫のように伸びをしてみせた。  俺は、またドキドキしだす胸を抑える。どうして江古田が隣にいるのか全く謎だが、いたのが江古田でよかったと安堵する自分も確かにいた。  もしも志摩や阿賀松がいたらと思うと、ゾッとしない。 「……ぁ……ごめんなさい……本当は、齋藤先輩がいたから、周り見張ってるつもりだったんですけど……風が気持ちよくて……」  つい、と江古田は小さく俯いた。 「あはは、確かに……気持ちいいもんね」  「……僕としたことが、不覚です……」 「……会長に言われたの? その、俺を見張ってろ……って」 「………………」 「あ、ごめん、変なこと聞いちゃって……」 「……いえ、一応、あのことがあったので、念の為櫻田君がバカなことしないようにこうして見てたんですけど……」  その、と言いにくそうに江古田はもごもごと口籠った。  あの一件から江古田も気にしてくれていたということか。無関心そうな江古田がこうして自分に気遣ってくれるのは意外だったし、素直に嬉しくも思えた。……年下の子に心配される俺の頼りなさも大概なのだろうが。 「……ありがとう、江古田君」  そう口にすれば、江古田はふいっと顔を逸した。「……いえ……」とそれだけ口にしたっきり黙ってしまう。  もしかして偉そうだったかな。不安になったが、今更撤回するのも失礼な気がしてならない。  沈黙。あまり、江古田は人と話すのが好きなタイプのように思えなかったし、無理に話しかけるのもあれだと思って俺は沈黙を紛らすように足下の花を眺めていた。 「……齋藤先輩も、サボったりするんですね……」  そんなときだった。江古田はそんなことをぽつりと口にした。  江古田から話題を振ってくるとは思わなくて、少しだけ反応に遅れてしまう。 「……本当はよくないんだけどね、ちょっと、気分転換したくて」  嘘付け、本当は逃げたかっただけのくせに。  江古田には本当のこと言えるわけがなかった、クラスメートにキスをされて、気まずいから逃げたなんて。知られたくなかった。 「……気分転換、ですか……」  江古田はじっと地面を見詰めたまま、押し黙る。  言い訳には苦しかっただろうか、と少し後悔したが、少しだけ間を置いて江古田は「……僕も」とつぶやいた。 「……僕も、同じです……」  多くは語らないが、多分、江古田も何かあったのかもしれない。  静かなその声に、俺は「そっか」とだけ返した。  最初はなんとなく取っ付きにくそうなイメージがあった江古田なだけに、こうして江古田の方から打ち明けてくれるのは嬉しい。 「……そういえば、江古田君って、ぬいぐるみとか……好きなの?」 「……これのことですか……?」 「うん、……いつも大切そうに持ってるから気になって」 「……やっぱり、ヘン、ですかね……」  江古田の表情が陰る。あまり触れられたくない話題だったようだ、「そういう意味じゃなくて、可愛いなって思って」って慌ててフォローするが、可愛いってのも男相手にいう言葉じゃないと思い、後悔する。 「……僕なんかに気遣わなくて結構ですよ……それに、言われるのは慣れてますから……」 「う……ごめん……」  項垂れていると、不意に、柔らかい感触が顔に触れる。  甘い香り。顔を上げると、円な瞳のクマがこちらを見つめていた。……ち、近い。 「……背中、見てください……」 「え? 背中?」  こくりと頷く江古田。俺はそっとそれを受け取り、江古田の言うとおり背面部分を向けると、頭と胴体をつなげる部分に小さなファスナーが隠されていることに気付いた。 「……開けてみてください……」  言われるがまま、恐る恐るファスナーを下げればそこは空洞になっていた。  そして、その中には小袋に入った飴玉が詰まっているではないか。 「わ、わ……すごいいっぱい詰まってるね……!」 「……一個、お好きなのどうぞ……」 「え? いいの?」  またもやこくりと頷く江古田。お言葉に甘えていちごミルクキャンディを貰うことにした。口に放り込めば、心地の良い甘みが広がる。 「……いちごミルク……好きなんですか……?」 「え、あ、……うん、好きかも……」 「……まだ余ってるんでどうぞ……」 「え、わ、こ、こんなにいいの?」 「僕一人じゃ消化しきる前に溶けちゃいそうなんで」  そう言って、江古田はばらばらとキャンディーを俺の手の上においていく。  嬉しいが、俺も俺で仕舞う場所がないことに気付いた。  江古田の気遣いを無碍にするわけにはいかないので、俺は「ありがとう」と取り敢えずポケットに押し込めた。  江古田は心なしか満足そうにこくりと頷いた。  なんだかいい感じに話を逸らされたような気もするが、しつこく聞く話題でもない。俺は口の中で飴玉を転がす。  遠くから聞こえてくるチャイムの音を聞き、江古田はゆっくりと立ち上がる。 「……それじゃあ、僕はそろそろ失礼します……」 「あ、……うん、飴ありがとね」 「……いえ……」  ぺこりと会釈して、江古田はのそのそとその場を立ち去った。  江古田は、本当に寝てる俺を見張っててくれただけのようだ。  ありがたい反面、申し訳ない反面……。けれど、江古田と少し話せたお陰で、先程までの鬱々とした気分は大分紛れたような気がする。  ……俺も、いつまでもここで時間を潰してるわけにはいかないか。  ばつは悪いが、教室から逃げることはできない。俺は飴玉が溶け切ったのを確認して、中庭なら教室へと移動することにした。  教室へと戻ると、幸いにも志摩の姿はなかった。どこへ行ったのか、気にはならないと言うと嘘になる。  けれど、志摩がいなくてホッとしたのも事実だ。どんな顔をして会えばいいのかわからない。  教室にいると、志摩の顔が浮かんでは離れない。せっかく江古田と話したお陰で安らいでいた心音も、ざわざわと嫌に騒ぎ出す。  俺はスラックスのポケットの膨らみに触れた。江古田からもらった飴玉だ。ここで食べるわけにはいかないが、それでも、少しだけ落ち着いた。  休み時間、次の授業まで少し時間がある。教科書を用意して準備をしていると、不意にクラスメートに「齋藤君」と名前を呼ばれる。 「あの、齋藤君……先輩が、呼んでるよ」 「え?」  やけに青ざめたそのクラスメートはそう声を潜める。  一瞬なんのことかわからず、俺は釣られて廊下の方に顔を向けた。そして、凍り付いた。  遠目でも分かる。真っ青なその艷やかな髪に、シャツの下から覗く包帯。松葉杖を手にした縁はそれを軽く動かすようにして遠くの俺に笑いかける。  教室中の視線が突き刺さる。 「っ、……」  できることなら、何も見なかったことにしたかった。  どうしてここに、と思ったが、俺は縁に初めて会った時に自分のクラスを教えていたことを思い出した。  後悔する。昨日の今日で、まさかこんなにも早く再会する羽目になるとは思わなかった。  逃げたいけど、目が合ってしまった。無視したら、どんな目に遭わされるかもわからない。おまけに、縁は阿賀松の……。 「……教えてくれてありがとう」  俺はクラスメートにお礼だけを言い、縁の元へと向かった。  通路は無人ではないが、水を打ったように静まり返っていた。原因はわかっていた、この男だろう。二年生の教室に三年が来るということだけでも異質感あるというのに、おまけに縁は人の目を惹く。  けれど、向けられた視線は羨望というよりも、畏怖の色を濃く孕んでいた。 「やあ、齋藤君、こんにちは。君に会いたくなって会いに来ちゃった」 「……あの、なにか、俺に用ですか」 「あれ? 聞こえなかった? ……君に会いに来たんだよ、齋藤君」  会いに……?本当に、それだけなのか?  志摩の言うことが本当ならば、この人は昨日、志摩と揉めて怪我を負わせたはずだ。  確かに言われれば昨夜よりも縁の包帯や絆創膏が増えているような気がしないでもないが、志摩と比べると軽症だ。  それにしても、だとしても志摩がいるかもしれないこの教室にわざわざ自ら赴くその神経が俺にはわからなかった。  もし、志摩が教室にいたらどうするつもりなのか、考えただけでゾッとしない。 「昨日はもっとゆっくり君と親睦を深めたかったんだけどね、だから今日会いに来たってこと。それで、どう? これから遊びに行かない?」 「遊びにって……俺、これから授業が……」 「そんなのサボっちゃえばいいじゃん。……どうせさっきまでサボってたんだから、もう一限ぐらいサボっても大丈夫だよ」  囁かれるように耳元で笑う縁に、ギクリとした。もしかして、俺が中庭にいたことを知ってるのか。  目を見開く俺見て、縁はにこりと人懐っこそうな笑みを浮かべる。 「それに、今なら亮太と伊織もいないからさ」  亮太、伊織…………志摩と阿賀松のことか。  俺の思考をどこまで読んでるのか、先回りするように言葉を並べる目の前の男の思考が読めず、俺は言葉を失う。  どちらにせよ、あまり関わらない方がいい。この男はどこか、胡散臭い。それに、なんとなく嫌な気がするのだ。本能的に、この男に近付くなと心が反応する。 「……っ、お断りします」 「ええ、どうして?」 「……縁先輩こそ、どうして俺に……」 「言ったじゃん、俺、君に一目惚れしたんだって」 「顔もだけど、声や、仕草とか……ほら、その目の困ったら伏せるところとか、すごい好みなんだ」無遠慮に伸びてきた指先に顎の下を撫でられ、血の気が引いた。  人目がある場所で堂々と触れてくる縁に、俺は慌てて距離を置く。  縁はそんな俺を見てただにっこりと笑みを深めた。 「あれ? 随分と嫌われちゃったかな。あんまり強引なのは嫌い?」 「……っ、すみませんけど、俺、そういうのは……わからないので……」 「伊織と付き合ってるのに?」 「……ッ」 「ああ、合意じゃないんだっけか。……まあ亮太から聞いてはいたけど、一筋縄では行きそうにないってことだね。ううん、全然いいよ、寧ろ、俺そういう素っ気ない子のが断然燃えるし」  志摩から何を聞いたのかとか、何を一人で納得してるのかとか、いろいろ言いたいことはあったがそれよりも先に、「わかった」と縁が手を叩いた方が早かった。 「嫌がる君を強引に連れ出すような真似はしたくないしね、今回は『これ』だけにしておくよ」  そう言って、縁に手を握り締められる。ひんやりとした感触にぎょっとするが、それも束の間、すぐに縁の手は離れた。そして、俺の手の中には折り畳まれたメモ用紙が握らされていた。 「俺の連絡先。何かあったらいつでも相談してね。力になるよ」  そう、縁はそれだけを言うと、俺が反応するよりも先に踵を返し「またね」とその場を立ち去っていく。松葉杖は突いてさえいない。手持ち無沙汰を解消するためだけに指先で弄びながら立ち去るその後ろ姿をただ俺は呆然と見送っていた。  ……嵐のような男だった。残されたメモ用紙を開けば、縁の連絡先が丁寧な字で記載されている。正直、縁を頼ることような日、一生来なくてもいいと思うくらいだが、それでも念の為俺はそのメモ用紙を生徒手帳に挟めておくことにした。  それからすぐ、近付いてくる足音に気付く。 「……何、話してたの?」  振り返るよりも先に、聞こえてきた声に全身が強張った。  無表情の志摩が、そこにはいた。縁がすんなり立ち去ったのは、志摩の姿が見えたからか。血の気が引く。

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