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  「――ほんっとうに! 底意地が悪い!」  ずちゅ、と音を立ててナカに突き上げられたモノに輝雅は叫んだ。 「まだ言うわけー?」  輝雅の細い腰を掴んで、梨央は深く挿れたまま腰を揺する。  あのとき、両方の処女を失わずに済んだと安堵した輝雅はその日の夜に梨央に拉致られ――掘られた。  何度も繰り返し囁かれた言葉は力を持っており、まだ二回目だったのに指だけで快感を拾ってしまった。  その後生理が終わったあとにはそちらの処女もいただかれた。この男は欲張りだ。  にちゅにちゅと先走りを絡めながらしごかれ、輝雅は大きく喘いだ。 「そろそろ乳首も気持ちよくなれるようにしようか、宮」 「あっ、あ、ぃや、ぜっ、たいにぃぃぃぃ……っ、い、や、あぁ、っああああ」  ぐちゅり、と亀頭を指で強く擦られた。 「なんでさ。乳首も開発しようぜ? もっと気持ちよくなるぜ?」  きゅ、と輪っかにした指でえらの下をしめられる。  もう一方の手で輝雅の乳首をつまみ、くにくにと弄られる。 「んっ、ひぃっ?」  梨央はニヤニヤと笑いながらつまんだ乳首をくいっと引っ張った。  痛みに、輝雅の身体は仰け反る。  くい、くい、と柔くつまみながら引っ張り続け、次第に赤くなっていく乳首に梨央は舌なめずりをする。 「美味しそうになってきた……。さ、次はこっちもだな」  まだ色の薄い、一度も触られていない乳首をするり指の腹で撫でる。 「なんだっけな……オロナイン塗るといいんだったかな……オロナイン塗って、絆創膏を貼ると、乳首開発できるんだって。やろっか」 「あぁぁぁぁ~~…………っ。やぁ、らっ、ぁぁっ。やらっ、ないぃっ、い゛!?」  う゛あっ、と声をあげ、輝雅の身体はビクビクと震えた。 「――おや、まあ?」  楽しげな、悪辣な笑みを浮かべる梨央。 「オンナノコの方で、イったみたい、だなぁ?」  ニタニタと嗤う。  きゅうきゅうとしめつけてくる膣内に、梨央はふるりと身体を震わせる。  心地のいいナカは梨央のモノを程よく刺激する。 「可愛いなぁ、宮ぁ。もっと、たくさん、気持ちよくなろうなぁ?」  高く高く、輝雅は嬌声をあげた。    

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