25 / 304
第25話 【R18】
「あ…あぁ…」
ぬるぬる滑る体液を塗りつけながら擦り上げる。
気持ちよさもあるが、羞恥心からか俺は今まで感じたことのないくらい興奮している。
「もうちょっと…力入れて…」
遠藤が強く握ってきた。
「あ…もぅ…っ…!」
イクっ!
俺のモノから白濁が噴出したが、遠藤はまだ擦り上げている。
「あ…ダメ…俺イッたから…あぁ…!」
過ぎる快感にどうしていいかわからない。
視界が滲み涙が落ちた。
「やぁっ…」
「くっ…ん…」
手に熱いものがかかり、遠藤の動きが止まった。
荒い息、肩が大きく動く…。
「すっっげぇ気持ちよかった…」
隣にゴロンと横になる遠藤。
酔っぱらいの体(てい)でエロい事してきて…流される自分も自分だが…。
「あ…浅井さん…俺…」
声を掛けられて慌てて反対側を向いた。
…後輩の男と何してんだ!
急に恥ずかしさが込み上げて、遠藤の顔が見られない。
「順番がおかしくなったけど…俺、浅井さんの事が好きなんです…」
「…お…俺は男だ…応えられるわけ…ない」
「…それでも…」
そっと腕まわされ、抱き寄せられた。
「…考えて…もらえませんか…?」
「…」
ぎゅっと抱き締められる…。
胸の鼓動は高まったまま。
…勘違いしてはいけない。
これはあんな事をした羞恥心からだ…そう思った。
…でも
「…考えるだけだ、期待するな」
そんな言葉を吐いていた。
ともだちにシェアしよう!