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第38話【R18】

「梶…さん…」 「名前…呼べよ」 会社の先輩を名前で呼ぶ…って、恥ずかしい。 …でもそれ以上に恥ずかしい事をしている。 「はじめ…さん…」 「修士…挿れたい」 背中から腕を回され、ぎゅっとされた。 重なる体温。 罪悪感と好奇心。 体は快感を切望しているが…間違いなく流されてる。 「あの…俺…あぁっ!」 俺が言い終わる前に、全身の毛がビリビリと逆立った。 そっと、ではあるがかなりの質量を持ったモノが俺の中に侵入してきたのだ。 「…っは…ぁあ…ン…」 「くっ…」 後ろから俺を抱き締めたままの梶さんは、ぴったりと体をつけたきり動かない。 「修士…辛いか?」 「辛くない…って言ったら嘘になりますけど…痛くはない…です」 よかった…梶さんはそう言ってゆっくりと動きだした。 まさか排泄器官に何かを入れる日が来るとは…。 律動的にナカを擦られ圧迫感しかなかったが、ぎこちなかった動きが滑らかになると体に熱が籠ってきて、自分が興奮しているのがわかる。 「ぁ…何か…変…」 「ん…もうちょっと…」 梶さんの手が俺の胸をまさぐる。 指先で弄られ、淫らな気持ちに支配される。 より気持ちいい場所に当たるように腰を動かすが最後まで上り詰める事が出来ない。 項に梶さんの艶のある息が掛かった。 梶さんは俺で気持ちいいのだろうか…。 無意識のうちに俺は再び昂り始めた俺自身を握りこんだ。

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