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第49話【R18】

一気にくるかと全身を緊張させていたが哲は無理やりする事はなく、あくまでもゆっくりと腰を押し進めてきた。 暑い…身体中から玉になって汗が流れ落ちる。 ゆっくりとはいえ、こじ開けながら進入してくる苦しさで目から涙が出てくる。 唇を噛んで耐える。 「しゅうちゃん…ゴメン…」 目隠しが外され、哲の腕がギュッと俺の体を包む。 「俺…ずっとしゅうちゃんの事が好きで…」 え!俺の事が好き? 「しゅうちゃんの周りの人達に取られたくなくて…」 取られるって…そこに俺の意思は? 「こんな無理やり…軽蔑するよね…」 俺より身体は大きいが叱られた子犬のようにしゅん、として見てくる。 「ホンッとにゴメン」 ずっと引き抜き、ぐぶんっと挿れた。 「ンンッ」 突然律動が始まり、声が出る。 「ンッ…ンッ…」 「気持ちいい?しゅうちゃん?」 恐ろしい事にとにかく気持ちがいい…。 初めてじゃないから? それとも皆最初からこんなにも気持ちよくなれるの? 「あぁ、良さそうだね。開発した甲斐があったよ」 「…!!」 開発って…ナニ? 俺、どうなってる? 頭は軽くパニックになっている上に身体は気持ちよくて思考が出来る状態じゃない。 考えなきゃいけないのに俺はもう流されてもいいと結論を出し、この甘美な時間に酔うことにした。

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