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第53話【R18】
奥を何度も突かれ、胸を弄ばれる。
だが俺は苦しくて、気持ちいいはずなのに涙が零れ落ちて、哲に嫌だと訴えた。
「しゅうちゃんが悪いんだよ」
俺が?
「ン…ない…。何にもして…ン…ない…」
対面で哲の脚に乗る体勢になって突き上げられる。
手首はピンクのファーが付いた手錠で拘束され、腕で作る輪の中に哲がいた。
「しゅうちゃんは…あの人の事好きなの?」
…あの人、と言われても誰の事だか分からない。
「…ン…わか…ン…な…ぁあ!」
腰を掴まれてグイッとさらに奥まで哲の肉塊を捩じ込まれて高い声が出る。
「…しゅうちゃんの身体…気持ちいいでしょ?」
力強く、リズミカルに体が踊らされる。
「僕が、ね…開発したんだ」
…開発…どういう事…?
「しゅうちゃんの身体に刺激を与えて…」
「ンッッ…!」
胸の先端をチリッと噛まれ、腰から快感が駆け上がってくる。
「…ふふ…感度いいよね…」
「や…らぁ…」
脳がドロドロに溶けてくるイメージ。
「…僕のが受け入れられるように拡張して…」
自分の体なのに制御出来ない…。
「…気持ちいい事を覚え込ませた…。なのに…」
「あぁッ…!」
目の前が白く爆ぜ、視界に闇が訪れた。
「…に、しゅうちゃんの…を…なんて…」
哲の言葉が耳に入ってきても、もう俺は考える事も答えることも出来なかった。
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