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第67話

カタカタカタ… キーボードを叩く音が響く室内。 遠藤は外出、梶さんは部長のお付きで会議。 今日は静かに時が過ぎていく。 「ん?メール?」 社内メールの中に哲からのものがあった。 「…全く…」 今日哲の部屋に来ないか、というお誘いだった。 「まだ怠いし、あいつ何するか分かんないし…」 思い出すとちょっと頭が痛い。 いや、頭だけじゃない。 「今日は家でする事があるから…また今度…」 断りの返事を…送信。 「今日は絶対に家に帰る!」 強い意志を持って仕事を進めた。 その甲斐あって、定時ではないけれどまあまあ早い時間に退勤出来た。 スーパーにも寄らず真っすぐ帰宅。 上着をその辺に放って冷蔵庫からチューハイを取り出す。 プシュッ、グビグビ…。 「ぷはぁ〜〜〜っ、美味いなぁ」 一人で酒を飲むのも久しぶりかも。 最近は会社の人間に振り回されて一人でゆっくりする事もなかった。 たて続けに二本空け、ちょっといい気分になってきた所で寝室に向かう。 「今のうちに着替えるか…」 ネクタイを引き抜いてワイシャツを脱ぎ、ベルトを外す。 「おっと…」 ズボンを脱ごうと下げた腰がベッドに乗ってしまった。 「ま、いいか」 座ってズボンを脱ぎ、ベッドに寝転んで伸びをした。 「ふぁ〜、ベッドサイコー…」 リラックスして…その存在に気づいた。 俺の息子が元気になってる…。 最近エロ事情が充実してたのに、何故? そう言えば最後に俺の意思でしたのはいつだったか…。 たまには自分で可愛がってあげないと。 下着をずり下げて勃ちかけたモノに手を伸ばした。

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