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第69話【R18】
「…まさか…」
胸を弄んでいた手を下着の中に入れた。
…それも…後ろの方へ。
された事はあっても自分でそこを弄るのは…多少…いや、物凄く抵抗があって、出来ればそこは禁断の領域にしておきたかった。
でも…
今は何よりも気持ちよくイキたい。
ここを弄って気持ちよくなれるならさっさと熱を吐き出してこんな生殺し状態から抜け出したいのだ。
自分の欲求に折れる形で恐る恐る指先で後孔に触れた。
「ん…」
…そこに…指をぐっと入れようとしたが、上手く入らない。
痛みもある。
「そうか…潤滑剤…」
ぬるぬるするような物…あったかな。
起き出してベッド脇の棚の中を探すとハンドクリームが出てきた。
「これで…出来るかな」
ズボンと下着を脱ぎ、シャツ一枚の姿で再びベッドに乗り体を丸めた。
指先にハンドクリームを絞り出し恐る恐る後孔に塗りつけた。
それから指を出し入れして、少しずつ奥に進ませればいい。
「…んっ…」
入口の浅い所を右手で擦りつつ、意識をそこに集中させる。
「ぁ…ン」
指を二本に増やしさらに奥に進め、くちゅくちゅと水音をさせた。
思ったより気持ちよく、そんな快感を受け入れる自分にビックリした。
「今なら…」
左手で中心を握り擦りだすと腰とその奥が甘く痺れ、気づけば夢中で手を動かしていた。
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