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第145話
「そ…それ!いつ…」
俺とミキのキス(多分)してる写真!
桐谷さんは指先で摘んで、それをひらひらと疑似餌のようにはためかせた。
「それから…これ」
「あああ!」
俺のちょっと際どい…股を開いてエロい感じの…!
「こんなにエロくて…犯罪ですね」
「や…めろ…」
咄嗟に写真に手を伸ばすが、簡単には取れない。
「もう一枚あるんですけど…見たいですか?」
「え…」
一体次はいつの物が出てくるのか…不安で身体中から汗が吹き出してくるのが分かる。
「これは…僕のお気に入りなんです」
空中でひらっと弧を描いて目の前に降りてきた写真…。
「ちょっ…!コレ!どうして!おい、遠藤!」
「え…僕知らないです!ってか、コレ下さい!!」
遠藤!
食いつくな!
いや、この写真はマズイ…。
ダメだろ?
倫理的にも…?
嫌、いや、嫌…ミキに知られたら…軽蔑される…。
写真の俺は口に男の一物を咥え、下の口にも挿れられて恍惚とした表情をしていた。
…あ〜これ…ミキと付き合う前…梶さんと遠藤にヤラれた時の…。
…うわ!
…よく見たら自分のナニを自分で扱いて…どんだけいやらしいんだよ…俺…。
死にたい…。
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