151 / 304
第151話【R18】
「ねぇ、挿れていいかな〜、もうたまんないよ」
…俺だって、我慢の限界超えてるんだ!
「遠藤、がっつくね〜」
「あッ…」
増やされた指は恐らく三本。
これなら遠藤の…デカいアレ…
「ン…」
考えるだけで身震いする。
「浅井さんはどうですか?」
桐谷さんは薄く微笑んで俺に問いかけた。
「遠藤に犯して欲しいですか?」
…それってどういう意味…?
「それとも…そこにいる彼らがいいですか…?」
ドアが開き、男が二人入ってきた。
「どう?こんな淫乱でも…好きなの?」
桐谷さんは一人の男に…熊田さんにそう言った。
「そんなの関係ない!す…好きなんだから!」
…え?
驚いて、俺は咥えていた濡れたシャツを口から離した。
顔が青ざめていくのが体感で分かる。
「井上さん、あなたの恋人…浮気してますよ?」
もう一人は…ミキ…。
ミキは無表情で俺を見下ろし…黙っている。
「見られながら悦んでる…最低な人じゃないですか?」
桐谷さんが腕を組みドヤ顔で言うことでもないだろ…。
「シュウ…」
ミキの手が俺に向けられ、思わず目を閉じた。
殴られるのを覚悟した…のに…
…俺の髪を撫ぜる手は優しかった。
「ミキ…?」
優しさが不安になる。
「シュウ…ゴメン…俺…」
…あぁ、俺はミキに振られるのか…。
そう、覚悟した。
ともだちにシェアしよう!