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第151話【R18】

「ねぇ、挿れていいかな〜、もうたまんないよ」 …俺だって、我慢の限界超えてるんだ! 「遠藤、がっつくね〜」 「あッ…」 増やされた指は恐らく三本。 これなら遠藤の…デカいアレ… 「ン…」 考えるだけで身震いする。 「浅井さんはどうですか?」 桐谷さんは薄く微笑んで俺に問いかけた。 「遠藤に犯して欲しいですか?」 …それってどういう意味…? 「それとも…そこにいる彼らがいいですか…?」 ドアが開き、男が二人入ってきた。 「どう?こんな淫乱でも…好きなの?」 桐谷さんは一人の男に…熊田さんにそう言った。 「そんなの関係ない!す…好きなんだから!」 …え? 驚いて、俺は咥えていた濡れたシャツを口から離した。 顔が青ざめていくのが体感で分かる。 「井上さん、あなたの恋人…浮気してますよ?」 もう一人は…ミキ…。 ミキは無表情で俺を見下ろし…黙っている。 「見られながら悦んでる…最低な人じゃないですか?」 桐谷さんが腕を組みドヤ顔で言うことでもないだろ…。 「シュウ…」 ミキの手が俺に向けられ、思わず目を閉じた。 殴られるのを覚悟した…のに… …俺の髪を撫ぜる手は優しかった。 「ミキ…?」 優しさが不安になる。 「シュウ…ゴメン…俺…」 …あぁ、俺はミキに振られるのか…。 そう、覚悟した。

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