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第164話【R18】
「もうダメ…イッ…イッちゃうから…ぁ…!」
股間にある熊田さんの髪を鷲掴みにして俺は声を上げた。
「んぅン…!」
ビクンと身体が大きく波打ち、俺は昂っていた熱を放出すると熊田さんの喉が上下した。
「ん…」
「出せ!汚い!」
「大丈夫、飲めました」
…そんな報告いらない…。
「シュウ、イけたか?良かった〜。俺だけだと不公平だからな」
イけたのにスッキリしない。
…俺はミキとだけイきたいよ…。
ミキが好き。
他のやつと性的に接触しても…気持ち的には嬉しくない。
「ミキ…」
上手く言葉にできなくて、ミキに向かって両手を伸ばし抱きついた。
「二人の邪魔したみたいですみませんでした」
熊田さんは申し訳なさそうにそう言って帰った。
「ミキ、何で連れてきたんだよ」
俺はちょっと怒ってる。
「熊田さん、シュウの事が好きだって言うから…その…俺のだって見せつけようとして…うん…」
…だからって!
「もう、こういうの無しな」
「シュウ…ゴメン…」
チュッチュッ…とリップ音が響く。
唇に、頬に、首筋に。
「もっかい、いい?」
上唇を舐めながらミキの目がが俺を欲しいと見つめた。
「仕方ないな…」
俺はミキの頭を寄せて、その唇を舐めた。
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