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第175話【R18】
「シュウ…潮か…?」
…潮吹き…
何で男の俺がこんなAVみたいな…。
俺は自分の濡れた股間を見て、ある種の絶望感で泣きそうになっていた。
「ヤダって…ヤダって言ったのに…」
「シュウ…ゴメン…」
ミキに優しく包まれる。
「気持ち良すぎた?怖かった?」
俺はショックが大きくて抱きしめ返す事もミキにキスする事も出来ずに口をへの字に曲げた。
「ぁ…やだ…やぁぁ…!」
気持ちが落ちている俺のほんのすぐ近くで桐谷さんが熊田さんに跨っていた。
“嫌”って言ってるのに自ら激しく上下に動いている。
その顔は紅潮し、緩んだ口角から顎にかけて光の筋が見えた。
…俺も…同じ…?
口では嫌だと言っても身体は…?
快感に弱く、流されやすい。
「シュウ…どうした?疲れた?」
…頬に触れる手も優しい。
「…俺…ミキがいい…」
…俺はミキが好き。
「うん。ありがと」
…ミキがいいのに…。
頭をミキの胸に押し付け、抱きしめ返した。
「悠雨…ユウ…」
「んぁ!ダメ…苦し…から…」
熊田さんと桐谷さんは真っ最中で、俺達の事は眼中に無く…俺達も半ば存在を忘れてたヤッていたので人の事は言えないが…人様のアレを客観的に見るレアな機会になっている。
「俺に跨ると一生懸命に腰振ってくれるのはシュウも同じだね。あ〜でも一緒に擦られると嫌がるよねえ。良すぎてダメなのかな」
「し…知らない!」
…ミキ!ガン見してンな!
…そして冷静に分析してんじゃないよ!
時間が経つにつれて俺は恥ずかしくなって、ベッドの上に座るミキの背中にしがみついていた。
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