203 / 304
第203話【R18】
「ミキ…?」
いつもと少し様子が違う。
「シュウ、可愛いい」
ミキが俺の前髪を掻きあげておでこにキスした。
そのまま髪を梳かれ頭の後ろを押されて口付ける…。
チュッ、チュッ…と触れて、舌で唇を舐められたら薄く口を開いてミキを受け入れた。
侵入するミキの舌は熱く、かき混ぜられる口中はただただ気持ちがいい。
俺はミキの首に腕を回して、もっと深くまでミキを強請った。
「酔うと一段と可愛くなるね」
…そんな事、ない。
「誰に見せたの?」
…そんなの、言えない。
「シュウは…小悪魔みたいだ」
…無い、それは無いよ!
ミキの舌で口腔内を舐られて、俺は気持ち良くてミキのキスを受け入れながら次にされるであろう行為に期待した。
ミキの手が俺のシャツのボタンを一つづつ外していく。
ベルトを抜き、ズボンの前立てを寛げると我慢しきれない俺のアレがその存在を主張していた。
「期待して、可愛いね」
「あ…ンッ」
下着のままやわやわと唇で食まれ、俺の身体が大きく波打つ。
「シュウは…俺が初めてじゃないんだろ?」
「……」
「ん…?」
…それは答えないとダメ?
「…言えないの?」
「言わなきゃ…ダメ…?」
「……」
でも、気持ちよくなりたい…。
「あ…!ぁン!」
「そのうち言いたくなるよ…」
…嫌な予感しかない…。
ともだちにシェアしよう!