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第213話【R18】
脚は風呂の中に浸かったままで、上半身だけ冷たい床に身体を這わせている。
腰を九十度折れ曲がった状態で何でこんなに悶えなければならないのか。
さっきまでは“ 準備 ”と称してミキに念入りに洗われた。
どこもかしこも…あそこも.......。
バラの香りがするやたらといい匂いの石鹸臭が俺の全身から漂い、慣れない匂いに少々気分が悪い。
今はぴちゃぴちゃという水音に時々混じるじゅっ、と啜る音。
羞恥のあまりに身体が強ばる。
「ミキ…やっぱり嫌だ。恥ずかしいし…そんな所、な…舐めたらダメだろ…?」
「気持ちよくない?」
…気持ちいいから困ってんだ!
「でも...ン!」
ミキが舌と一緒に何かを入れた、ような気がする。
入口の皺が全部伸びる程広げられ、ぽっかりと開いた穴。
「やッ…ぁああ…ンン!」
焦らされて焦らされて、早くミキのアレでハメて欲しい。
「シュウ…」
呼ばれて振り返れば近づくミキの顔。
深く口付けられてゴクンと喉が上下した。
ミキの体温で生ぬるいシャンパン。
心拍が上昇したのはのぼせ気味なのとシャンパンのアルコールのせい。
…あぁ、イケメン彼氏が目の前で妖艶な微笑みを見せているせいかも知れない.......。
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