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第214話【R18】

「あッ…あッ…」 ラグジュアリーなジャグジーで身を捩り、高い声で鳴く。 俺の声と、腰がぶつかる音、それにミキの荒い吐息。 「あ!そこ!だ…ダメ.......!」 ミキが悪い顔をして俺の弱い所を狙って責めている。 「あぁ…い…イッちゃうからぁ…!」 …もうダメ。 我慢出来なくて俺は熱を吐き出した。 「あぁ、シュウ..そんなに締めたら.......ン!」 …熱い…腹の中にミキが注がれた。 「俺の中…ミキが…」 ミキが俺から出ていくと、振り向いてさっきまでミキがいた腹の上を撫でる。 「…ん…ミキ?」 ミキが俺を抱き寄せ、耳朶を食んだ。 「…そんなに…煽ンないで.......」 「え…?」 バスルームの床に仰向けで押し倒されるや、片脚を持ち上げられて挿入される。 いい部屋のおかげかバスルームの床は水切れのいい柔らかめの物で有難い。 「あ…ミキぃ…ふ…深い…」 奥までミキを誘い込む身体。 …ミキがそうした。 「シュウ、凄く気持ちいい。シュウは?」 …そんなの聞くなよ。 …分かるだろ? 「いい…気持ちいい…ミキとだから…!」 グラインドが激しくなり、もう何も考えられない。 多分うるさい位の嬌声をあげて…俺は再び果てた。 「シュウ立てる?」 .......無理。 声を出さずに首だけ振った。 ホカホカを通り越してのぼせたようだ。 よいしょ、とミキが俺を担いでバスルームからベッドルームへと移動した。 「水、持ってくるな」 「…ん」 怠い…。 心地いい疲労感。 金曜日の夜、一週間の仕事を終えてクタクタの身体には少し贅沢なご褒美…だ.......。

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