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第215話【R18】

「シュウ、水…口開けて?」 遠くでミキが俺を呼んでる。 「…ぅん…」 口移しで水が注がれ、俺はそれをゴクンと飲み下した。 背中の下に重ねて置かれた枕がフカフカで、包み込まれる安心感…。 …微睡みが…気持ちいい。 「もっと飲む?」 ふるふると首を振って、いらない、と答えた。 「じゃあ…こっちだな...」 「あッ.......」 溶けた頭にいきなりの刺激。 「ぁ…ミキ…ぁン.......!」 まだ芯を持つ俺のモノが温かくヌルつく中で嬲られる。 「ぁあ…ンやぁ…くぅうん…」 まだ快感の余韻に浸っていたいのに、ミキによってまた新たな気持ちよさが加えられた。 「あ…ダメ…出ちゃうぅ…ン?…ミキぃ…」 ...うぅ…おあずけ? 「ちょっと待っててな」 ミキはゴソゴソと何かを探している。 「ん、コレコレ。よっ…と」 「…ぁ...はッ…」 抉じ開けるこの感覚… 「あ.......ン.......ッ…」 「よし、入った」 …あ…コレダメ....... 最奥まで挿入され、背中が撓(しな)ったままその快感を甘受した。 全身が甘く痺れ、もう、まともに考える事さえ出来ない。 「ミキ…みきぃ.......」 イきたい、熱を開放したい…。 目で訴えても、ミキは薄く微笑んでいる。 「シュウは…どうして欲しい?」 「い…イきたい…あッ…!」 くん…と体の中に埋められた金属棒が少し引かれた。 「…もっと俺に強請って」 ミキの口元が三日月のように嗤った。

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