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SS2-7 『 宇田島 美祐 』【R18】

「別の男の事、考えてる?」 「まさか…君の事だけ…ンっ…あ…」 僕の喉に柔く噛み付いた男は舌で鎖骨をなぞり、胸の先端を口に含んだ。 「ンン…」 小さな子供のように吸い付いてくるが、物足りない。 「貢…もっと…ン…強くぅ…」 吸い付きながらチラッと上目を寄越してくる男の耳たぶを指で挟んで引っ張った。 「焦らす…なよ…んぁ!」 いきなり強く吸われ、驚いて爪が彼の耳に当たってしまった。 「痛っ…た」 「あ…みつ…ぐ…ン、…か…んで…あぁ!」 痺れるような甘美な感覚。 「胸だけでイクつもりか?」 胸から口を離しそう言った男は僕の膝裏を押し上げて昂る彼のモノを押し当てた。 「…貢…僕の中に…」 「…君の望み通り…ほら…」 ズブズブと彼の熱が埋め込まれる。 「…ン…気持ちぃ…」 身体を繋がれて満たされる。 「あ…あ…」 律動が始まるとより快楽を取り込もうと身体が硬直し、熱い楔を身体の奥底へと誘った。 「…搾り取られる…」 そう言いながらもだんだん腰を打ち付けるスピードが上がっていき、彼の熱の解放が近い事を悟った。 気持ちよくて、もう…どうにかなりそう…。 髪を掻き毟り快感を逃がそうと全身が震える…。 「あぁ…!」 目の前で光が弾け、燻っていた熱が解放された。 「僕とこんなコトしてていいの?」 「ん?」 気持ちよくて少しうとうとしかけた僕の頭の下には貢の腕が。 「彼…、浅井くんは?」 「…知ってるんでしょ?甥っ子の彼だって」 「へえ…そう」 「また…しらばっくれて…」 頭の向きを少し彼の方に傾けて視線を向ける。 「振られちゃったんだ。慰めてよ」 媚びるように身体に擦り寄れば、その胸にすっぽりと収められた。 「奇遇だね。僕もなんだ」 「二人で慰め合おうか」 唇が近づきチュッチュッと額と頬に一つづつキスが落とされた。 SS2 『 宇田島 美祐 』おわり

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