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SS4-5『 梶 一 』【R18】

「遠藤、どういうつもりだよ…」 遠藤の手で…なんて…予想していなかった…。 「どういうって…俺は浅井さんが好きなんです」 そんなの、知ってる! 「じゃ、何で俺のと一緒に…イッたりすんだ!」 想定外のもっと外、考えが纏まらず、かあぁっと頭に血が上る。 「そんなの…気持ちいい事が好きだからに決まってるからですよ!俺、男ですよ?」 「…え…」 ·····そんな理由で男のナニ握れんだ…コイツ…。 「梶さん、顔真っ赤」 ニヤリと笑う遠藤。 …うっわ…こんな奴だったのか。 「お…お前がこんな事するから、だろ!」 必死になっていく俺とは対照的に奴は涼しい顔をして近寄ってくる。 まだ硬い遠藤のアレと俺のアレが再び触れるほど。 「梶さん、抱くより抱かれる方があってるんじゃないです?」 遂に壁際まで追いやられ、遠藤の腕に逃げ場を塞がれた。 …壁ドンか! 「なッ…!」 ……何てことを! 「するより、される側。絶対にそっちの方が合ってますって」 身体がどんどん近寄って…遠藤のアレが俺の腹に…。 「…もう、逃げ場ないっすよ?」 俺より背の低い後輩は、肉食獣の顔で赤いくちびるをペロリと舐めた。

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