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されどそれは苦難の日々 45【R18】
「あ…あッ…!」
にゅくにゅくと上下する遠藤の手。
二本一緒に纏められ溢れ出す先走りを潤滑剤にして扱かれると、その気持ちよさに何も考えられなくなる…。
こんなに気持ちよく感じるのは浅井との行為の余韻のせいなのか、それとも遠藤の巧みな手の動きのせいなのか。
「あッ…強い…!そんなにしたら…あぁ!」
身体を震わすタイミングで遠藤と視線が絡み、遠藤がずっと俺を見ながら擦り上げていた事を知った。
俺が熱を放ってその余韻に浸りたいのになおも遠藤の手は止まらない。
「何で!俺もう…」
「俺がまだだから…あと少し…」
「やッ…あ…変になる!」
未だに経験した事の無い位の強い快感。
体を捩って抵抗してみせる。
「あ…ぁ…」
「ちょっとココ借ります」
そう言うや、遠藤は俺を仰向けにベッドに押し倒した。
「え?な、何すんだ!」
掘られる!
火照った顔から一瞬で熱が引き、一段と心拍数が上がる。
「考えてるような事、しませんから。ほら!」
「や、止めろって!」
「ジタバタしないで、膝閉じて下さい!」
遠藤のデカいイチモツを太腿の間に挟まれ、両方の膝頭を押さえつけられる…。
これ、素股?
「やっぱ、こっちの方がクる」
照明を背中に受けた遠藤の表情はよく見えないが、赤い舌先が上唇をなぞっていた。
「…あッ…」
遠藤が腰を進めヤツのアレが俺の陰部を擦るとゾクッと背中が震えた。
…ヤバい、ヤバいって!
抗えない快楽が俺の足を掴み、深い沼に引きずり込まれるような気がした。
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